
具材の倍増やトリプルパテ、さらにジビエをつかったバーガーなど、オリジナリティーあふれる商品をさまざまなファストフード店が展開している。そんななか、ケンタッキーフライドチキンも大胆なサンドを開発。それが2月2日から数量限定で販売している「チーズにおぼれるフィレサンド」だ。さらに同シリーズでダブルも展開。そこで今回はこの二つを実食し、味わいなどをレポートしよう。
おぼれるしこぼれる。「チーズは飲み物ではありません」
他のファストフード店と比べ、あまり暴走しないというか、実直な商品開発を行ってきた印象が強いKFC。しかし今回の「おぼれるシリーズ」は、ネーミングからすでにこれまでと違うキテレツなにおいを感じる。ということでワクワクを抑えつつ、まずは通常の「チーズにおぼれるフィレサンド」から。
包まれた状態のサンドは確かにずっしり、なにやら重い気がする。おそるおそる包紙をめくっていくと、バッシャーン!でました、チーズの洪水! これはあまり見た目も美しくないので深く観察せずに、さっさと包紙にくるんで断面を見てみる……が、やっぱりチーズが溢れてカオス状態だ。ということでお皿に移して、ちょっと綺麗に調整しよう。
するとどうだ!この堂々たる様相の、チーズまみれのフィレサンド。チーズでフィレが見えない状況はあまり変わらないが、具材に立体感が出て美味しそうに見える。ということで、ガブリとかぶりつくと、うおーい!まじでチーズにおぼれそうになるやないかーい!ルネッサーンス!と懐かしいツッコミが出そうになるほどのチーズ力。これは名前に偽りなし、ですよ。
さて、そのお味はというと、うーむむむ、ちょっと評価が難しい。フィレサンドは安定の美味しさだし、チーズとの相性もバッチリ。だけど、やっぱりチーズ感が強すぎる気がする。激辛商品の「辛いのが苦手な方は……」という注意書き同様、「チーズをほおばるほど好きじゃない方はご注意ください」という一文がいるレベル。チーズが大好きな筆者であるが「チーズは飲み物ではありません」とお伝えしたい。いや、美味しいだけどね。
チーズとダブルフィレのバランスがナイス。でもその前に、口に入るのか!
さて、お次はフィレとチーズが倍増の「チーズにおぼれるダブルフィレサンド」。こちらも包紙を開くと想像どおりの洪水状態。やはり美しくないので包紙にくるんでみたが、それでも見た目はかなり厳しい。手には、食べ物というよりも飲み物を持っているような不思議な感覚が。ということで、こちらもお皿に置いてちょいちょいっと整えると、おー、なかなか立派な姿に。
では実食と……あがががが。口をどれだけ開いても入らないですよ!一般的なダブルバーガーはパテが2枚入っていても平らだから余裕だけど、立体的なフィレの2枚重ねは、進撃の巨人みたいに口を開いても全然足りませんよ。
でも、悩んでいてもはじまらない、バクン!とできるだけ大口をあけて前歯でサンドを噛みちぎると、バッシャーン!やっぱり出ましたチーズのスプラッシュ。鼻から顎から何故か眉毛にも黄色い悪魔が飛び散っている。
しかしめげずにバクン!バクン!と食べ進めると、ん?どこか通常の「チーズにおぼれるフィレサンド」よりもマイルドというか、チーズを飲んでいない気が。おそらくダブルになることで全体のチーズ率が下がったのだろう。筆者的には、これくらいのバランスが好みだな、とか思っていると、最後にのしかかってきたのがダブルフィレのヘビー級なボリューム。ぐむむ。
美しいバランス感や繊細な風味などではなく、食べるまでのワクワクと口いっぱいにほおばった時の興奮に魅力が集約されていた今回の「おぼれるシリーズ」。飲むほどのチーズ感か、ヘビー級のボリューム感か。さてあなたはどっちを選ぶ?(エフェクト・山葉のぶゆき)
※記事中の価格は購入時もの
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