フィリップスブランドの照明器具を展開するシグニファイ ジャパンは、4月1日付けでゼネラルライティング事業部事業部長の大塚圭太郎氏が職務執行者社長に就任すると発表した。同社は2019年にフィリップス ライティングからシグニファイへ社名変更し、フィリップスの業務用および家庭用照明器具を展開している。
大塚氏は2004年、フィリップス エレクトロニクス ジャパン(現フィリップス・ジャパン)照明機器事業部に入社後、ゼネラルライティング事業部でキャリアを重ね、18年に同事業部長に就任。コロナ禍により各国での事業が伸び悩む中、日本での売上成長率は前年比50%増で、シグニファイが展開している74カ国中で第2位の実績という。
就任にあたり大塚氏は、「日本市場では70年に渡る事業の中で、世界水準の高品位な光の応用技術に加え、IoT化による他設備との連携を実現し、海外と同様に地域活性化につながる事例を展開できるまでに成長してきました。
Beyond Illumination、照明器具は、もう照らすだけでなく、その先の社会を見据えています。シグニファイは今後、リーディングカンパニーとして照明業界のプラットフォーマーを目指してまいります」とコメントした。
同社は2013年にIoT家電の先駆けとなるスマートLED照明「Philips Hue」を発売。その後、ラインアップを拡充し、照明器具が持つ可能性を大きく広げた。
また、昨年には除菌効果のあるUV-Cランプを採用し、1年間の賠償責任保険が付帯された業務用UV-C殺菌器を発売しており、本年からは一般家庭向けとして「フィリップス UV-C 室内空気除菌器コンパクト」もリリース。照明で生活空間に彩りを与えるだけでなく、生活空間に安心や安全を届けることにも注力している。