話題になったのは“Twitterの新機能”?(画像はイメージ)

【いま注目のトレンドワード・98】 かつて国内最大のSNSとして、日本のSNSブームを牽引してきた「mixi」。その名を聞いて懐かしさを感じる人も多いと思うが、そんな「mixi」が3月24日に突如としてトレンド入りを果たした。いったい「mixi」の何が話題になったのか、ことの真相を説明しよう。

なぜか「mixi」が話題に

きっかけは、3月24日に注目を集めたTwitterの新機能「コミュニティ」である。コミュニティとは関心あるトピックごとにグループ(コミュニティ)を作れる機能のことで、参加すればコミュニティ内のメンバー同士で情報を共有できるように。mixi世代はここまでの説明だけでもピンと来たかもしれないが、今回のトレンド入りはこの新機能とmixiが似ていたために起きたのだ。

そもそもmixiとはコミュニケーションの場を提供するSNSであり、mixiコミュニティには270万を超える趣味コミュニティが存在する。メンバーであれば掲示板を通して、同じ趣味や共通点のあるユーザーと交流可能。トピックを新しく作成したり、作成済みのトピックにコメントを書き込んだりもできるという。

つまりTwitterのコミュニティもmixiのコミュニティも用途としてはほぼ同じであるため、ネット上で「Twitterの新機能がまるでmixiみたい」「“コミュニティ”の文字にmixiを連想せずにはいられなかった」「いつの間にかTwitterにmixiっぽいのができてる」などと大きな話題に。Twitterの新機能にも関わらず、何の関係もない「mixi」がトレンドを飾る事態となった。

ちなみにmixiは2021年11月に「mixiモバイル」(フィーチャーフォン/ガラケー向け)の提供を終了しているが、PC版やスマートフォン版については現在も利用できる。この機会に懐かしの「mixi」を覗いてみるのも、また一興かもしれない。(フリーライター・井原亘)

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井原亘

元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている