迫ってきた春の大型連休

毎年多くの人が楽しみにしているゴールデンウィーク(GW)。2022年は有給休暇を利用することで最大10連休にすることができる。せっかくの長期連休なので早めに準備を整え、有意義に過ごしたい。そのためにも、まずは日程を確認しておこう。

3連休が2回

2022年のGWは4月29日(金)から5月8日(日)までで、その間に2回の3連休がある。それに5/7(土)と5/8(土)の連休を加え、休みは合計8日だ。

有給休暇を2日取得すれば最大10連休も

GW中の平日は5/2(月)と5/6(金)の2回ある。5/2(月)を休めば7連休に、5/6(金)を休めば6連休にすることが可能だ。さらに、両方休めば10連休、GWの前後にも休みを取ればさらに長い連休にすることもできる。

なぜGWの休みの日数は毎年変わるのか

ところで、何連休になるかは曜日に依存することはわかっていても、なぜ毎年GWの休みの総日数が変わるのか疑問に思ったことはないだろうか。

その答えは「国民の祝日に関する法律」にある。このなかでは国民の祝日が日曜日に当たるときはその日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とすると定められている(いわゆる振替休日)からだ。一方、土曜日については定めがない。

このため、土曜日と祝日が重なると休みを1日損してしまうのだ。たとえば2019年はみどりの日と土曜日が重なっていた。今年は幸い祝日が土曜日と重なっておらず、フルに休みを満喫できる幸運な年といえるだろう。

GW前にやっておきたい4つのこと

GWを楽しむには事前準備が欠かせない。忘れずにやっておきたい4つのことを紹介しよう。

1. 定期的に通院している病院に早めにかかる

GW中は一般に病院が休みになる。このため、定期的に通院している人は早めに病院に行くと良いだろう。また、GW前後は混雑が予想される。待ち時間を短くしたいなら予約のできる病院やオンライン診療に対応した病院を選ぶのも1つの手だ。急に体調を崩したときのため、休日診断窓口のチェックも忘れずにおこなっておきたい。

2. 役所での用事を済ませる

休みの日は役所が閉まっているため、GW中は役所での手続きがしにくい。期限があるものに関しては早めに役所に行っておくことをおすすめする。こちらも病院同様、GW前後の混雑には注意が必要だ。住民票や印鑑登録証明などはマイナンバーカードを持っていればコンビニで発行できるため、賢く利用してほしい。

3. GW中の軍資金を金融機関で引き出す

GW中の休日や祝日は金融機関や証券会社も一般的に休みになる。窓口での手続きが必要な用事は早めに済ませてほしい。また、ATMでの引き出しや振り込みについても、金融機関のなかにはGW中にシステムメンテナンスなどで休みにするところもある。ATMが開いていても、休日は手数料がかかったり高くなったりすることがあるため、やはりGW中の活動資金は早めの引き出しがおすすめだ。

4. ネット通販で買い物をする

ネット通販は24時間365日受付が魅力だが、GW中は発送をしない店もある。必要なものを買おうとしたら、いつもは翌日届くのにGW後にしか届かないこともあるだろう。よく使う店についてはあらかじめチェックしておき、GW中の買い物については発送業務をおこなう日程について確認してから買い物をしよう。

早めの準備でGWを満喫しよう

せっかくのGWをのんびり過ごすなら早めの準備が大切だ。スケジュールを早めに立てて予約するのはもちろん、病院、役所、銀行、通販といったところにも注意してほしい。1年はまだまだ長い。GWを満喫し、残りの期間に向けた英気を養おう。(ライター・ハウザー)