丸亀製麺を創業したトリドールホールディングスは4月13日に、香川県丸亀市との相互の連携を強化し、市内における地域の一層の活性化を目的とした、地域活性化包括連携協定を締結した。
トリドールホールディングスと丸亀市は、丸亀製麺の路面店に「丸亀お城まつり」などの公式観光ポスターを掲示したことをきっかけに、2011年から交流を重ねている。
今回締結された地域活性化包括連携協定は、“共創型地方創生”をテーマに地域の人々の気持ちに寄り添い、産業、観光、芸術文化、離島の振興といったさまざまな活動に取り組むことにより、丸亀市におけるより一層の地域活性化を支援するもの。
連携事項は以下の通り。
・産業、観光、芸術文化及びスポーツ振興に関すること
・離島振興および移住の促進
・食育および健康づくりの推進に関すること
・地域や暮らしの安全および安心に関すること
・災害対策に関すること
・子育て支援に関すること
・高齢者支援に関すること
・環境対策に関すること
・その他地域の活性化及び市民サービスの向上に関すること
共創型地方創生を実現するポイントとしては、以下の3つを掲げる。
・トップダウンではなく、ボトムアップでもなく、「シェア」
・第三者が加わり出会い、共鳴することでイノベイティブな発想や感動を生み出す「バディ型」
・トレードオフではなく、「トレードオン」
同協定に基づく取り組みの一環として、トリドールホールディングスは讃岐広島にて“手づくりがあふれる島へ…讃岐広島。”というコンセプトを掲げ、日本遺産に認定されている「尾上邸」のリノベーションなどの活動を進めている。
讃岐広島の島民には、“活気ある時の島の原風景”に近づけたいという想いがあり、それを実現するには島民に寄り添った活動が必要であるとの考えから、丸亀市を何度も訪れていた同社の社員が讃岐広島への移住を決定した。
今後は、同社が展開する「丸亀製麺」のファンコミュニティである「うどん学級」から、想いを持った人を募集することを検討するとともに、同社がスポンサーを務める四国アイランドリーグとの、さまざまな活動の実施も予定している。