ネット配信テレビプラットフォーム「ABEMA」

ABEMA(アベマ)はネット配信テレビプラットフォームの草分けであり、リアルタイム放送からオンデマンド番組まで多彩なラインアップを誇る。スマホやタブレット、PCにも対応し、無料でも使えるため気軽に試せるだろう。オリジナル番組の配信もおこなっているためテレビ好きにもおすすめのサービスだ。

 

約20のチャンネルで番組放送中

ABEMAでは現在、約20のチャンネルで番組放送をおこなっている。ニュース、ドラマ、アニメ、バラエティ、映画など多彩な番組を放送しており、ほかではみられないオリジナルの番組も見られるのだ。

韓流やアニメなどの専門チャンネルも多く、大相撲チャンネルは序ノ口から結びの一番まで放送するなど、ファンにはたまらないものが多い。ぜひ番組表を一度見てみることをおすすめしたい。

さまざまな機器で楽しめる

通常のテレビ放送を見るにはチューナーが欠かせないのに対し、ABEMAはネット配信のため多彩な機器で楽しめるのが特徴だ。PC、スマホ、タブレット、テレビ、ゲーム機などネットにつながるものであれば見られるものが多い。自宅でも外出先でも見たいときに見られるのは大きなメリットといえる。

リアルタイム配信だけじゃなくオンデマンド視聴も

番組表を持ち決まった時間に番組放送をおこなっているABEMAだが、過去の放送をオンデマンドで視聴することもできる。ただ、放送が終了した過去の番組を見るには後述するプレミアムプランに登録する必要があるのは、TVerなどにより無料で見られるテレビ局に対して残念な点だ。今後の展開に期待したい。

コメント機能を使えば感想を共有できる

通常の放送にないABEMAならではの機能が「コメント機能」だ。これは、リアルタイムで放送されている番組に対してコメントをつけられる機能であり、ほかの人と一緒にコメントを送ることで一緒に番組を見ているような気分を味わえる。

ライブの放送中にはコールとしても利用できる。見逃し放送ではコメント投稿はできないが、後述のプレミアムプランに登録すると放送時に投稿されたコメントを閲覧することは可能だ。

ギガが足りなければ画質調整を

動画を視聴するとそれなりの通信容量(ギガ)を消費するため、通勤通学中など、Wi-Fiを利用できない環境では残りのギガが足りなくなることもありえる。そんなときに利用したいのが画質調整機能だ。設定から「画質選択」を選び、画質を落とすことで消費するギガを減らすことができる。画質を落とすと映像が粗くなるものの、より長い時間視聴できるようになる。

ピクチャ・イン・ピクチャで「ながら見」も

iPhoneやiPad版のABEMAアプリでは、ピクチャ・イン・ピクチャ機能が利用できる。これは、ほかのアプリを表示しながらABEMAの放送を小窓で視聴できるという機能だ。たとえばメールやSNSをチェックしながら「ながら見」をしたり、番組を再生したまま関連した事柄をWebブラウザで検索したりするのに利用できる。なお、Android版のABEMAアプリには現在のところピクチャ・イン・ピクチャ機能が提供されていない。

「ABEMAプレミアム」ならダウンロード再生などが可能に

ABEMAを気に入った人におすすめなのが「ABEMAプレミアム」。月額960円で利用できる有料プランだ。番組のダウンロード再生、追っかけ再生、見逃した番組のオンデマンド再生、広告なしでの動画再生などができるようになる。ABEMAプレミアムは2週間の無料トライアル期間が設定されているため、まずはこの期間を利用して有用性を見極めると良いだろう。

会員登録不要、まずは無料から

ネットでの動画配信というと無料であっても会員登録が必要というイメージがあるかもしれないが、ABEMAは会員登録不要で使い始められるのがうれしい。アプリやWebブラウザを開くだけで利用できるため、気軽に試せるのだ。通常のテレビ放送局では扱っていないような番組放送やコメント機能など、今までにない楽しみ方ができるのが魅力のABEMA。ぜひ一度使ってみてほしい。(ライター・ハウザー)