有楽町ガード下の「まんぷく食堂」 パンケーキも楽しめる水タバコcafeに業態変更

町田ツル作は、有楽町ガード下の大衆居酒屋「まんぷく食堂」を、大正モダンの雰囲気の店内でノンニコチン・ノンタールのシーシャ(水タバコ)を提供するカフェ「いっぷく堂」へ業態を変更し7月1日にサービスを開始する。

 

長いコロナ禍での巣ごもり生活で人々の行動は変化し、仕事終わりに同僚と居酒屋で乾杯、という機会は激減してしまった。サラリーマンが夜毎集う有楽町ガード下の居酒屋の代表を自負してきた創業30年のまんぷく食堂も人々の行動変容とともに変化を迫られていた。そこで、サラリーマンが仕事の疲れや日々のストレスを乾杯で払拭する居酒屋ではなく、若者も気軽に立ち寄りふっと一息ついてリラックスできるよう、大正モダンの雰囲気はそのままにノンニコチン・ノンタールの水タバコとパンケーキを提供するカフェへ業態変更する。

水タバコでは、ニコチンによる依存性やタールによる健康被害を心配することなく、心からリラックスできる。もちろん吸わない人が副流煙による受動喫煙の影響を受けることもない。吸う人も吸わない人も安心して一緒にリラックスタイムを楽しめる。

また、同店で使用するフレーバーはすべて本物のフルーツを使用しており、香料はほとんど使用していないためケミカル感がなく、爽やかでフレッシュな香りを楽しむことができる。

水タバコ(シーシャ)と聞いて、暗い店内で人知れず煙を燻らせるアンダーグラウンドな雰囲気をイメージする人も少なくないが、同店の内装は、歴史的建造物ともいえる有楽町駅の高架の構造をのぞけるアクリル板の天井をはじめ、店内外の装飾にも細部までこだわり、リアルに大正モダンの雰囲気を再現している。同店オーナーが50年以上かけてコレクションしてきた貴重な国内外のアンティーク家具や装飾品がかもし出すレトロな雰囲気のなかで、日常を忘れてゆったりと過ごすその時間は、アンダーグラウンドとはほど遠い、新しいリラックス空間だと実感できるそうだ。

シーシャカフェは、フードメニューがなくドリンクとシーシャだけを提供するお店も多いが、同店ではこれまでの居酒屋営業で培ってきた経験で美味しいフードも提供が可能。これまでと変わらずお酒も楽しむことができる。また、同店の系列店で沖縄県北谷町にあり、在沖アメリカ人に人気のアメリカンパンケーキ店「KUPU KUPU」のトロピカルふわふわパンケーキも味わうことができる。