「わさわさわさビーフ」と「クランチポテト Wホットチリ味」

新しいスナック菓子が続々と登場している中、かなり個性的な2商品が大手メーカーから発売された。それが山芳製菓の「わさわさわさビーフ」とカルビーの「クランチポテト Wホットチリ味」だ。今回は「史上最も」を謳うこの2種を実食し、その言葉に偽りがないか調査してみた。

子どもは絶対無理!大人も半べそのポテトチップス

まずは、山芳製菓の大看板である「わさビーフ」シリーズの新作、その名も「わさわさわさビーフ」を紹介しよう。ファミリーマート限定商品で、数量限定で6月7日から発売された。袋には「わさび量史上最大!」と記されており、かわいい牛のイラストとは打って変わって、なんとも辛そうな雰囲気が漂っている。

早速、袋を開けて中を嗅いでみると…ん? わさびのツーンとした感じはゼロ。まあ、子どもも食べるポテトチップスだしそんなもんだろう、と思いつつ一枚食べてみると……フンガー! わさびの刺激が鼻を突き刺す。こ、これは、しっかりすぎるわさびでやんす。そしてなかなか美味い。わさびの刺激はすぐに消えるので、寂しくなってまた一枚パクリ。

うおりゃー! やっぱりくるくる、わさびの刺激。食べるほどに強さが増して、やがて鼻と喉の入口が痛くなる。さらにどんどん食べると、目もやられはじめたのか、涙がじんわりと滲んできた。これはスナック菓子としては完全なやりすぎ。回転寿司では追いわさびをするくらいの筆者でもダメージを受けるんだから、わさびが苦手な人は飛び上がるレベル。でも、ついつい食べたくなる不思議な魅力があるのも確か。

咀嚼音が心を掻き乱すポテトチップス

次に紹介するのはカルビー史上最も堅いポテトチップスとして発売された本シリーズのニューフェイス、「クランチポテト ダブルホットチリ味」(期間限定)。もともとクランチポテトは最堅として販売されていたが、実は初体験。6月6日に新登場したばかりと知り、テンションアップ! イェーイ! もちろん袋にも「カルビー最堅」としっかり書かれている。

袋を開けて食べてみると……これかったーい! ザクザクでもボリボリでもなく、バッキバキって感じ。煎餅みたいな硬さともまた質が違い、ある程度顎に力を入れると砕けるけど、このクラッシュする感じも面白い。堅いスナックとして一世を風靡した堅あげポテトよりも圧倒的に堅く、特にサイズの大きいやつはすごい、頭蓋骨の中にバキバキ音が響き渡る。

音に意識してみると、最初バキバキベキベキ。それがやがてザクザクボリボリに変わっていく。頭の中が超うるさーい!でもなんか楽しいー!味はというと結構ホット。でも辛さを売りにするほどではなく、濃厚なバーベキューソースみたいな味。うまい!ちょい辛い!うるさい! そんな騒がしいポテトチップスだ。

ということで、今回は史上最も鼻からツンと、最も音がベキベキとうるさい2つの商品を紹介した。今後さらに個性的なスナック菓子の登場に期待したい。ただし各社商品開発部の皆さん、くれぐれもやりすぎにはご注意を。いつか誰かが本物の涙を流すかも!?(エフェクト・山葉のぶゆき)