(前列左から)伊原六花、江口のりこ、前田敦子、(後列左から)長塚圭史、前田旺志郎、大東駿介、北村有起哉

 ミュージカル「夜の女たち」の制作発表会見が15日、神奈川県横浜市で行われ、出演者の江口のりこ、前田敦子、演出の長塚圭史ほかが登壇した。

 溝口健二監督の映画『夜の女たち』をミュージカル化した本作は、戦後間もない大阪・釜ヶ崎を舞台に、生活苦から夜の闇に落ちていった女性たちが、必死に生き抜こうとする姿を描く。

 ミュージカル初挑戦の江口は「毎日、稽古場で楽しいと思ったり、楽しくないと思ったりとやっています。共演のみんなもミュージカルが初めてと、同じ人ばかりなので心強いし、大丈夫だと思います」と心境を語った。

 長塚作品の魅力について聞かれた江口は「誘われたらやってしまうのが、自分でも不思議です。今回もミュージカルとは聞いていなかったですし」ととぼけると、長塚から「そんなことないよ」と突っ込みが飛ぶなど、2人のやり取りに会場は笑いに包まれた。

 同じくミュージカル初挑戦となる前田は「楽譜が読めなくて、読み方から教えてもらったんです。AKB48にいたので、当たり前に分かるんじゃないかと歌の先生も思ってくださっていたんですけど、だからこそ、新しいことをやっているなという気分です」と明かした。

 舞台は、9月3日~19日に、神奈川県・KAAT神奈川芸術劇場 ホールほかにて上演。