災害時には「レスキューホテル」になる、「HOTEL R9 The Yard 飯塚」が2023年1月に開業

デベロップは2023年1月に、コンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 飯塚」(福岡県飯塚市)を開業する。同ホテルの開業によって、「HOTEL R9 The Yard」シリーズは55店舗、「R9 HOTELS GROUP」としては64店舗となる。

「HOTEL R9 The Yard」シリーズは、宿泊と災害支援の2役を担うコンテナホテルとして福岡県内での開発が進んでおり、10月に豊前市、2023年1月には上毛町での開業を予定している。

建築用コンテナモジュールを利用した独立客室は、隣室と壁を接しないので静粛性とプライバシー性に優れており、13平方メートルの室内には良質なベッド、ゆったり使用できるユニットバス、冷凍冷蔵庫、電子レンジ、加湿空気清浄機を備え、上質な宿泊空間を提供する。

有事の際には、客室をすみやかに被災地へ移設し、避難施設などとして活用することが可能な「レスキューホテル」となる。

なお、2020年4月には、長崎クルーズ船内における新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として初の有事出動を行ったほか、東京都三鷹市や東京都千代田区、都内民間病院へPCR検査体制強化のために出動を行った。2021年12月には、新型コロナウイルス感染症の第6波およびオミクロン株の感染拡大対応を目的に、栃木県へ126室が出動し、2022年2月からは千葉県と東京都における臨時医療施設の付帯施設として計21室が利用されている。

2023年1月開業予定の「HOTEL R9 The Yard 飯塚」は、ダブルルーム×32室、ツインルーム×5室の計37室を備える。1泊あたりの宿泊料金は、ダブルルームが1名で5000円から、2名で7000円から。ツインルームは1名で5000円から、2名で8000円から。