おすすめの節約術を紹介

最近はさまざまなものの価格が値上がりし、家計に響いているケースが少なくないだろう。値上げされる品目が増える中、節約することはできる。今日から簡単に取り組める節約術を紹介しよう。

節約すべきは食費・交通通信費・光熱水道費

まずは統計を参考に、どの費用を節約すると効果的なのかを見極めたい。

総務省が2022年8月5日に発表した統計によると、2人以上の世帯の支出で大きな割合を占めているのは上から食料、交通・通信、教養娯楽、光熱・水道の順だった。

日頃の楽しみのためにも教養娯楽は維持したいところ。そこで、食費、交通・通信費、光熱水道費を節約する方法を紹介する。

食費の節約法

生きていく上で欠かすことのできない食料は、無駄をいかに減らせるかが節約のポイントだ。また、最近普及しつつあるキャッシュレス決済の活用も効果的といえる。

キャンペーンのあるキャッシュレス決済で買い物をする

現在普及しつつあるキャッシュレス決済は、ユーザーを増やすため各社がさまざまなキャンペーンを行っている。お得なキャンペーンを利用することで、食料品の購入する費用を抑えられるだろう。

例えば自治体限定でポイント還元を行うキャンペーンや、抽選で支払った金額がポイント還元されるキャンペーンなど、毎月何かしらのキャンペーンが実施されているので見逃さないことがポイントだ。

買い物リストで無駄をなくす

何を買うか決めずにスーパーなどに買い物に行くと、使い切れないほどの量を購入してみまったり、余分なものを買ったりしてしまうが、買い物リストを作成し、そこにリストアップしたもののみ買うようにすることで無駄を減らせる。

特に衝動買いをしがちな人におすすめだ。余分なものを買わないことで、ダイエットにもつなげられるかもしれない。

コンビニを使わない

店の数が多く、最近は野菜や果物などを置いていることも多いコンビニだが、節約の観点からはできるだけ利用を避けたい。同じものを買うならスーパーなどで買う方が割安だ。

買い忘れがあるとスーパーまで行くのが面倒で、ついついコンビニを使ってしまう人にも、買い物リストの作成をおすすめしたい。結果的にコンビニを使う機会が減り、さらに節約できるだろう。

交通通信費の節約法

次に交通費や通信費の節約法。特にスマホや車の費用節約が効果的だ。

スマホの料金プランを見直す

スマホの料金を節約するなら、料金プランの見直しがおすすめ。NTTドコモやau、ソフトバンクといった大手のキャリアを利用しているなら、割安な料金プランやMVNOを利用することで大幅に料金を削減できる。

まずは現在どのようにスマホを利用しているのか分析してみよう。通話時間や月々に消費するギガが分かれば、そこから最適なプランを導き出すことが可能だ。

車をカーシェアやサブスクに切り替える

移動に便利で生活を豊かにしてくれる車だが、家計を圧迫する存在でもある。車は購入するものという既成概念を捨て、カーシェアやサブスクを検討してみてはいかがだろうか。

カーシェアは1台の車を会員で共有し、使いたい日時を予約することで利用できるシステム。車を使う機会が限られているなら、大幅に費用を節約できるだろう。

車を使う頻度が高いなら、サブスクもおすすめ。こちらは頭金が不要で、利用料金に税金、メンテナンス、車検といった費用が含まれているのが特徴。ただ、長期間で同じ車に乗り続けるなら結果的に買った方が安いということもある ので、どちらが良いかはしっかりと検討してほしい。

光熱水道費の節約法

最後は光熱水道費の節約法だ。特に光熱費は石油や天然ガスの値上がりで負担が大きくなっている。意識して対策したい。

家電を最新のものに買い換える

電気に関しては、家電を最新のものに買い換えると省エネにつながる。例えば電気製品協会によると、09年に発売された冷蔵庫と19年のものを比べると、40~47%ほど省エネになっているという。

ほかの電化製品も省エネ化が進んでいるものが多いため、古い家電を使っているなら買い換える価値があるだろう。実際どれくらいの省エネ効果があるかは、環境省が運営する「しんきゅうさん」で簡単に見積もりをとれるので、ぜひ試してほしい。

電気やガスの契約を見直す

電気やガスは自由化が進み、契約する業者を自由に選べる。自分の使い方にあったプランが見つかれば、料金を抑えることが可能だ。

ただし、最近のエネルギー価格上昇に伴い、料金が高騰したプランも存在する 。現在の安さだけにとらわれず、なぜ安いのか、今後も安い状態が続くかについてしっかりと契約内容を確認して選びたい。

水道は少しずつの節約を積み重ねる

水道については、民営化が可能になったものの、まだまだ普及が進んでいない。このため、水道代の節約はコツコツと少しずつの節約を積み重ねるのが良いだろう。

例えば浴槽の残り湯を洗濯や掃除に使う、節水につながる食洗機を使う、節水型のトイレに変える、節水コマを蛇口に取り付けるといったアイデアが挙げられる。無理のない範囲でできることをやってほしい。

値上げに負けない筋肉質な家計を作り上げよう

日本の物価上昇率は2%を超え、年末にかけて3%に達するという予測もある 。今後も値上がりが続くことから、できるだけ無駄をなくし、筋肉質な家計を作り上げたい。

ただ、無理をしすぎると逆に体調を崩し、医療費などで余計にお金がかかることも考えられる。あくまで無理なく快適に暮らせることを前提に、できることをやってみてはいかがだろうか。(ライター・ハウザー)

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