目印を刻印した「多喜火鉈 ステンレスナイフ型」

新潟・三条市の馬場長金物は、多喜火鉈シリーズの第三弾として、鉈を叩く際の目印を刻印した「多喜火鉈 ステンレスナイフ型」を11月8日に発売した。

新製品は、錆びにくいステンレス鋼材を採用し、刀身に3本の縦ラインを入れ鉈を叩く際の目印を付けた。これは多喜火鉈の発売当初、「グリップ(木部)が割れた」、「割ってしまった」との声が届いたことを受け、開発したもの。

「刀身の中心部から先端部を叩く」といっても人によって感覚が異なり、また、バトニング時でも同じ個所を叩くことができず、誤ってグリップ部を叩いてしまう傷跡を確認した。今回、これらを解消するため刀身部に目印を入れ、誰でも気軽に安心してバトニングを楽しめるようにした。

使い方は、3本の縦ラインのいずれかを、割りたい薪の大きさの中心部に置きバトニングするだけ。また、薪の角と角を内側、外側ライン内に合わせると4cmの小割薪を作ることが可能。次のフェザースティックも容易にできるサイズとなっている。

三条刃物を代表とする「和包丁」のエキスを取り入れ、包丁やナイフに近い斬新なデザイン鉈に仕上げている。薪割の鉈としてだけでなく、いろいろな物を切る包丁やナイフの代わりとして活用できる。形状は、人気の多喜火鉈からのグリップを継承し、フルタング構造としている。

価格は1万3200円。