江の島のトンビポイントへ
江の島の地を踏むと、さっそく「トンビに注意」の看板が目に入った。
まずは第一の注意ポイント。すぐ側のお店「貝作」さんに聞いてみよう。
トンビの被害状況を聞くと、「減ったわね」と吉田さん。「商品を渡す時、トンビに気を付けて! と声かけを行ってるもの」とも。過去には、日に十数度とあった被害も、最近は多くても(目の前で)見るのは1~2度だそう。
「トンビは道に落とした食べ物もさらっていくのよ。(トンビが)急降下してきて危ないでしょ? だからウチでは道に落とした食べ物はすぐに拾って捨ててるの」
地道な「餌を与えない」活動。ありがとうございます!
「せっかく観光に来てるんだもの。楽しい思い出を持って帰ってほしいじゃない」
いいな、その心遣い。
ところでトンビはソフトクリームが好きって聞いたんですケド・・・
「それはね、カップのコーンが好きみたい。食べ残して捨てたコーン、さらっていくもの」
そうか、コーンか。
「冷たいアイスとか、トンビは食べられないじゃない(笑)」
言われてみれば、そうだ。
もう一人、橋のたもとでスケッチをしていた笠原さんにも聞いてみた
トンビの襲撃は「見ないです、全然。地元の大磯で、やられたことはあるけど・・・」。
よく江の島を訪れるという笠原さん。それでも見ないのか。
ちなみに大磯ではパンを盗られたとか。お気を付けてください!
一番の注意ポイントということで、トンビがやってくるのを待ったが、上空を旋回するのみで一向に襲ってはこない(いいことですが)。
この日の予想最高気温は35度! だらだら汗が流れて頭がボーッとしてくる。ヘンな人に思われてもナンなので移動することに。
次に、観光協会で聞いた「トンビの巣」が多いポイントを歩いてみよう。江の島散策の定番・エスカーに沿った山道ではなく、「下道」を選ぶ。
筆者はトンビの巣を見つけることはできなかったが、頭上でずーっと・・・
「ピィィイィィーーーー・・・ヒュルルルルルゥウゥゥー・・・」という鳴き声が聞こえて少し怖かった。
住処(すみか)に近づいて警戒されたんだろうか・・・(ちなみに下道はひらけた場所でないため、トンビが襲ってくることは、まずないとのこと)。