下道を抜けると、山頂を越えた「御岩屋道通り」にぶつかる。この正面にあるのが「中村屋羊羹店」さん。例のマンガの主人公が饅頭(まんじゅう)を買った場所だ。
汗をかいた身体に甘味が妙に美味い。
個人的には粒あんが好きだ!
甘味を補給し第二のポイント、山頂部の広場へ。
ここで大道芸をしている2人の若者に出会った。
トンビに襲われた人を見たことありますか? と聞くと、「よく見ますよ・・・というか、襲われました」とTOMIさん。
えぇっ!?(第二ポイントの方が多いのか?)
何度も襲われた人を見た、というTOMIさんは被害者でもあった。
「片瀬江ノ島駅前のコンビニのところです。ちょうどオニギリ食べてて、後ろからブワッと・・・」。
頬を切られ、パフォーマンス場所の江の島で手当てを受けたそうだ。大事に至らず何よりです・・・。
「よく見る」という第二ポイントでも“張り込み”をしてみた。
が、筆者が訪れた日は結局、この目で一件の被害も確認できず(見落としている可能性もあるが)。
お店では店員さんが「声かけ」をしているし、お客さんも飛ぶトンビを目で追って警戒していた。
取材をして分かったのは、被害はあるものの「件数は減っている」ということ。トンビの数自体も減っているという。「餌を与えない」という取り組みが個体数を減らしているのだと思われる。
そして被害者は、危険性を知らない人間が遭っているのだ。
では、襲われないためには、どうすればいいのか?
(1)トンビに食べ物を見せない
(2)ものを食べるときには建物のなかで
(3)屋外で食べるときは、傘を差す。または壁を背にする(※ひらけた場所でないとトンビはものをさらって逃げられないため)
(4)落とした食べ物はすぐに拾い、所定のゴミ箱へ
このことが非常に大切! せっかくの観光、楽しい思い出を持って帰りましょうね。
ついでに江の島グルメ
一日江の島を散策し、そろそろ夕方。最後にキニナル質問にあった“江の島丼”を食べよう!
伺ったのは「江ノ島 魚見亭」さん。
「孤独のグルメ」と同じ「江ノ島丼(蟹の味噌汁付/1365円)」と「サザエの壺焼き(850円)」をオーダーした。
ぶつ切りされたサザエを卵でとじた丼は、“卵が結構、甘い感じ”。しっかりサザエの出汁(だし)が出てて美味しかったし、カニの味噌汁はおかわりしたくなる味。
さて、質問にあった「トンビは来るのか?」だが、答えはNO。食べ物を与えればやって来るだろうが、それはやってはイケナイお約束なのだ。
取材を終えて
今回の調査、実に楽しかった。観光地という側面もあるが、取材をした地元の方々が皆一様に優しかった。何かと気遣いをしてもらったり「頑張って!」や「いい思い出をね~」と幾度も声をかけていただいたり・・・。
トンビの被害という観光地への打撃となる問題を、みんなで一緒になってなくそう! という気概があった。餌をやらない、注意を呼びかける、といった活動が実を結び始めた夏なんじゃないだろうか?
今年の江の島は、そんな感じがする江の島ですよ。
藤沢市観光協会
所在地/藤沢市片瀬海岸2-20-13
問い合わせ/0466-22-4141
西浜亭
所在地/藤沢市片瀬海岸西浜弁天橋側
貝作
所在地/藤沢市江の島1-3-20
電話/0466-22-3759(代表)
中村屋羊羹店
所在地/藤沢市江の島2-5-25
電話/0466-22-4214
東京義賊
所在地/さいたま市大宮区浅間町1-41-102
電話/048-877-6187
江の島魚見亭
所在地/藤沢市江の島2-5-7
電話/0466-22-4456
横浜のディープな街ネタを毎日更新中!
ユーザーから投稿された「キニナル」情報を検証すべく「はまれぽ」[ https://hamarepo.com/index.php ] が体を張って調査。
「横浜最強の激辛チャレンジメニューに挑戦!」「横浜で一番美味しい道草はどこの道草!?」など、横浜のマニアックな情報をお届けします!