舞が航空学校で出会う柏木弘明役の目黒蓮 (C)NHK

 NHKで放送中の連続テレビ小説「舞いあがれ!」でヒロイン・岩倉舞(福原遥)と航空学校で出会う柏木弘明役の目黒蓮からコメントが届いた。

 本作は、ヒロイン・舞が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人々との絆を育みながら、空への憧れに向かってまい進する物語。

 目黒演じる柏木は、国際線のパイロットの父と、元CAの母の航空一家で育ったエリート。完璧を目指す努力家でプライドが高く、弱みを見せないが、舞と同じチームで訓練を続ける中で、次第に変化していく。

 “朝ドラ”初出演となった目黒は「ものすごくうれしくて、驚きました。朝ドラというものに自分が参加できるのはとても光栄なこと。Snow Manのメンバーも、みんな『おまえ、すごいな!』と自分のことのように喜んでくれて、僕もすごくうれしかったのを覚えています」と出演の喜びを語った。

 自身の役柄については、「最初はすごく嫌なやつです。自分でも嫌なやつだなと思いながら演じています」と笑いながら、「でも、そこからの感情の振り幅がとても大きい役なので、そこは楽しんでいただけるポイントの一つだろうと思います」とコメント。

 演じる上では、「最初から最後までの感情をしっかり整理して、段階を踏んでつなげていくことを意識しています。撮影する順番は前後するのですが、出来上がる映像を想像しながら一つ一つ計算して作り上げていくのが楽しいです」と語った。

 役作りのため、鹿児島で操縦体験もしたという。「もちろん事前に何時間かの講習を受けて『航空機操縦練習許可書』を取ってから機長の隣に座るのですが、最初は水平飛行だけだと聞いていたんです。でも、実際に操縦かんを握ったら、急に『40度で右に旋回してみよう』と言われて。『え、旋回するんですか!?』と。さらには『次はあの大きな雲の横を左に旋回して、空港に戻ろうか』と言われて自分がその通りに操縦するという『ガチ飛び』でした」と振り返り、「忘れられないほど感動しました。空は最高でしたし、また飛びたいです」と笑顔を見せた。

 現場の雰囲気については、「とても好きです。皆さんが本当に面白いというか、華やかな現場だというイメージがあって、すごくやりやすいです」と語った。

 また、「(教官の)大河内役の吉川(晃司)さんは本当にかっこいい方でした。いい意味でちょっと怖いのかなというイメージがあったんですが、実際にお会いしたらすごくユーモアがあって自由で…」と印象を明かした。

 最後に、「航空学校でのストーリーには青春が詰まっています。でもそれだけではなくて、航空学校の学生が、本当に大変な課程を乗り越えてパイロットになっていくこと、逆に教官の方も、ときには厳しい判断をしなくてはならないということも描かれています。その中で、岩倉が同期の仲間を見捨てずに一生懸命に引っ張っていこうとする姿は、自分一人で全てをやろうとしていた柏木を変える力になっていきます。仲間と共に、一個一個壁を乗り越えていく中で、柏木がどう変わっていくのか、という過程も見どころの一つになっていると思います」とアピールした。