夫から『離婚したいのだけど』と言われたとき、夫も私と同じことを考えていたのだとわかったことがショックでした。
不倫を反省した夫は家庭に尽くしてくれたけど、それを私は受け入れておらず、感謝も謝罪もずっと避けてきました。
そんな過去が一気に蘇ってきて、『この人が離婚を考えるのも当たり前か』と思ったらそこで落ち着いて。
離婚について承諾し、今は財産分与や子どもたちの今後などについて話し合っています。
心に大きな穴が空いたような虚しさを覚えるけれど、なるべくしてなった、という諦めもありますね」(48歳/サービス業)
いわゆる仮面夫婦のような状態になりそれが定着していると、離婚に動き出すタイミングがなかなかつかめなくなります。
熟年離婚は、子どもたちの自立するときを狙って切り出すことが多く、その可能性を想像していても、実際に言われる側になるとショックは大きいものです。
それでも、この場を乗り切って夫婦を続けることの意味を考えると、離婚を選択するのがお互いのため、ともいえますね。
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