いよいよ実食!

慣れた手つきでラーメンを手際よく作り始める店主。もともと寡黙な人なのか、ちょっと話しかけづらいオーラが漂っている。勇気を出して「麺は自家製麺ですか?」などと声をかけてみたが答えは返ってこない。そうこうしているうちにあっという間にラーメンが完成。

野菜をトッピングする姿が様になっている
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ラーメン小(野菜ちょいマシ)
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よっぽどお腹が空いていたのか、着丼と同時に食べ始める吉田。センター北郎の一杯は果たして「ジロリアン吉田」の舌をうならせることができるのだろうか。

「いただきます」の声と同時に実食スタート
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「ブレスケアすれば大丈夫だよね・・・」
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途中まで食べ進めたところで、店主がおもむろに「ニンニク入れなきゃだめだよ」とポツリ。

この後大事な会議が控えていた吉田は「じゃあ少し」と答えるも、明らかに少しではない量のニンニクを投下される。

完食にはまだ時間がかかりそうなので、改めて店主にインタビューを試みてみた。

 

勇気を出して店主にインタビュー

センター北郎店主の川辺峯昭さん
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「キニナルこといろいろ聞いちゃっていいですか?」と少しビクビクしながら聞いてみると「答えられることだったら答えるよ」と店主。

顔には少し笑顔がこぼれている。寡黙というより少々シャイな性格のようだ。

センター北郎のオープンは2009(平成21)年5月。ネーミングはそのままズバリ「センター北」と「二郎」を掛けたものとのこと。驚いたのはその後の発言。「最初は『セモリ奈』っていうパスタ屋だったんだけどね、あんまり流行らなかったから3ヶ月で閉めて、ラーメン屋に業種を変えたの」。
 

インタビューの間も黙々と食べ続ける吉田
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たった3ヶ月とはなんという見切りの早さ。その方向転換が成功し、今では土日には行列が出るほどの人気店になった。

もともと二郎のラーメンは好きだったらしく、何店かは食べ歩きをしたことがあるという。「別に味を研究したわけじゃないから、あくまでも自己流のラーメンだけどね」と店主。