入っているものが一目でわかる無印良品の「EVA吊るせるケース」(筆者撮影)

国内情勢を受けて旅行を計画している人や国内出張の予定がある人も増えてきているだろう。ホテルに備えつけのシャンプーやコンディショナーを使うのもいいが、髪質や肌の調子を考えると自分がいつも使っているものを持参したい。そんなときにおすすめなのが無印良品の「EVA吊るせるケース」。実際に使って分かったメリットとデメリットを紹介しよう。

無印良品の「吊るせるケース」シリーズ

旅行好きに愛好者が多い無印良品の吊るせるケースシリーズ。商品が発売されてから大分経つが今でも人気商品である。ナイロン製の吊るせるケースが発売されたときも、コンパクトに収納できると話題になった。

三つの収納スペース

無印良品のEVA吊るせるケースは約22×14.5cmで清潔感のあるホワイトが特徴。プラスチックのバックルをあけると三つのポケットに分かれている。

それぞれのポケットにファスナーがついており中身が移動しない。そして重要なのがフック。このおかげで収納スペースに困らなくなり、またスムーズに取り出せるようにもなる。

フックはもう一種類付属しており、バックルを留めたままでもどこかに引っかけられる。筆者は以下のように、上から使い分けている。

(1)コンタクトケースや洗浄液

(2)風呂で使うシャンプーやコンディショナー

(3)化粧水、乳液

――と分けて入れている。

水に濡れても手軽に拭き取れ、吊るしておけば乾きも早いのもいい。

実際の使用例

実際に筆者がどのように使用しているか、四つの場面に分けて紹介する。

(1)ホテル編

ホテルのバスルームには吊るすところがたくさんあり吊るし放題だ。EVAケースを吊るしておけば、自分だけでなく他の家族も簡単に使える。

このケースに出会う前は、さまざまなポーチを鏡の前に並べていた。ポーチに入れるものはほとんど小物で、数も多い。荷物を出すときは苦ではないが、しまうときはとても面倒だった。

また、ボトルの水分を拭き取り、それぞれのポーチにしまい、バッグに入れる。段々面倒になり、大きめのポーチにすべて入れてしまい、後で探すのに手間取ることになる。結局すべて出さなくては所在が分からないという悪循環に陥っていた。

今では使い終わったら、ボトルの水気を軽く取り、ポケットにしまって吊るしておくだけ。バックルで留めてそのままバッグへ。もう楽で手放せない。

(2)銭湯編

銭湯で見かけるのは、かごに普段使っているシャンプーなどを入れているタイプの人。我が家でもそうしていたが、子どもがいるため、子どもや自分の着替えとバスタオル、そして幼児を抱っこして歩かなくてはならないので、荷物は最小限にしたい。以前は詰め替え用ミニボトルにシャンプーなどを入れ、ジッパー付きバッグにまとめていた。

すると、入浴後のボトルを拭き取ったつもりが、完全には拭きとれず、袋の内部が水滴だらけになることもしばしば。ビチャビチャになった袋は使い捨てになってしまう。毎回捨てると罪悪感が生まれる。次は100円ショップでビニール製のポーチを使用していた。

以前の100円ショップのビニール製のポーチはデザインがあまり好みではなく、サイズ感のみで選んでいた。ポーチの中で必要なものだけ浴場の方へ持っていこうとするが、子どもが待ちきれず走り出す。

仕方なくポーチを丸ごと持っていき、入浴後ポーチを拭き取るが、内部に水が入り込んでおり完全には拭き取り切れない。家に帰ってから乾かす必要があった。

しかし我が家の洗面台は狭いので、乾燥させておくスペースはない。銭湯は好きだが、毎回小さな手間が付いて回る。そのストレスが解消されるポーチがないか探していた。

そんなときにEVA吊るせるケースに出会った。まずはデザインがシンプル。子どもがダッシュで浴場に向かっても、さっとケースを広げ、ポケットに入っているものをもっていけばよい。

子どもが脱衣所を裸で走り回っても、ケースの中を探すことなくボディクリームを取り出し、子どもを捕まえて塗ってあげられる。

子どもに服を着せてしまえば、自分もすぐに保湿剤を使え、乾燥を防げる。かごにシャンプーなどを入れて持ち運ばないのには、もう一つ理由がある。家に帰ってきてから元の位置に戻し、ケースを干す一連の作業が面倒なのだ。

EVA吊るせるケースならば、自宅の脱衣所にぶら下げておいて、完全に乾燥するまで待つだけ。乾燥後バックルで留めてしまえばコンパクトにしまえる。楽すぎる。

(3)プール編

市民プールのシャワースペースには限られた荷物置きしかないだろう。そこにタオルや水中ゴーグルを置いたなら、シャンプーやボディソープは全く置けない。

筆者はプールに行くときは子どもと行くので、こちらの話を全く聞かない幼児をつれてのシャワーはプールより大変だ。

水着を脱いでは脱走、シャワーが嫌だと脱走。自分がタオルを巻いただけでうろうろしなくてはならない状況で、丁寧に頭など洗えない。

しかし、そんな窮地を救ってくれたのが、このケースだ。どこに置こうとキョロキョロしていたら、フックがあるではないかと、衝立の壁にかけてみた。少し高めの位置にはなってしまったが、むしろ子どもが触れなくて良い。

スムーズにシャワーが浴びられて感動した。荷物を置くスペースにも余裕が生まれ、ついでに心にも余裕が生まれる。筆者の実用したときの主観だらけだが、子どもがいる人にこそ、このEVA吊るせるケースの威力を感じていただきたい。

(4)入院編

筆者は出産のために5日間入院したことがある。出産翌日からシャワーを使えたが、体はボロボロで、バッグから物を出し入れするのはかなり億劫だった。シャンプーやコンディショナーを乾かしておかなくてはいけないので、ほぼ出しっぱなしにしていた。

EVA吊るせるケースがあれば、吊るしておくだけなのであちこち痛くても管理しやすい。疲れた脳でもすぐに探し当てられる。赤ちゃんの物も退院時に持って帰るので、荷物もコンパクトにでき、とても適しているだろう。

デメリットを挙げるとすれば…

使い勝手には満足しているが、あえてデメリットを挙げるとすれば、完全に乾燥させないと変色が起きやすい点だ。水に強い素材と言っても、水が付着すれば劣化しやすいので、きちんと拭き取ろう。

乾燥を徹底すれば変色・カビの発生も防げる。しかしホワイトは変色が目立つので、ブラックやグレーなど目立ちにくい色合いが発売されることを願っている。

あと望むなら、1カ所ポケットを取り外せると使い勝手がさらに増すのではないかと思う。

次に狙っている吊るせるケース

EVA吊るせるケースの利便性を実感したので、次は化粧品を整理整頓すべく、「ポリエステル 吊るして使える着脱ポーチ付ケース」の購入を検討している。

筆者の場合、化粧品はリップだけでも数種類あり、ポーチの底にあるものはなかなか使われない状態になっている。そしてほとんどが小さい。

このケースは一部が取り外し可能となっており、持ち運ぶ用の化粧品と、基礎化粧品を分けて収納できる。トラベル用でも良いし、毎日使うのでも便利そうだ。

その他にも吊るせるシリーズや、EVAシリーズには種類があるので、自分の好みに合わせ購入を検討してみてはいかがだろう。(GEAR)