いざ実食!
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どんなラーメンが来るのかと不安に思っていたが、来たラーメンは意外と普通そう。
大ということもあって量はかなり多い。海苔とタマゴとネギがトッピングされている。
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そろそろセーラー服姿に違和感を覚えなくなったヨシヨシ。
恐る恐るラーメンに手をつけるが、意外にも「あ、美味い、美味い」と好印象だった。
ワカバヤシが頼んだ10分の1ラーメンも来たので、早速食べてみる。
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10分の1ラーメンは、確かに量が少ないが、さすがに10分の1の量ではなかった。ラーメン大の3分の1くらいの量だろうか。
きちんとトッピングもされていて、これが無料というのは不思議なくらいだ。
そして、食べてみるとヨシヨシと同じく「美味しい」と思った。
あっさりしたラーメンだが、スープにコクがあって味が引き締まっている印象だ。
だんだん、本当にこれが無料で良いのか不安になってきた。
店主に質問してみた
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色々と疑問が残るお店なので、店主に質問してみることに。
―何年くらいここで店をやっているのですか?
「36年になります」
―このお店は名前が無いのですか?
「ありません。特に不自由していませんので」
―ご主人のお名前は?
「高梨と申します」
―なぜ、セーラー服で無料になるサービスをやっているのですか?
「なんか面白いと思ったからです」
―実際にセーラー服で来店される人はいますか?
「時々いますね」
―10分の1ラーメンが無料というのはどんな理由ですか?
「まぁ、お試しで食べてもらえたらと思いまして」
決して無愛想というわけではないが、質問に対してはすごく淡々と話してくれたご主人。
年齢は? と尋ねると「うふふふふ」と濁されてしまった。
店内には子供が描いたと思われる絵が貼られていた。
あの絵はお孫さんか誰かに貰ったのですかと尋ねたが、「いや、これは近所の子どもがくれました。私には子どもも妻もいませんので」とのこと。
確かに綺麗なお店ではないし不思議な事が多い。
だが、お客さんから愛されないと36年も続けることはできないはずだ。
店内には「ラーメン美味しかったです」と客が差し出した手紙も貼られていた。
地元に認められた証拠なのだろう。
取材を終えて
一応確認のため、店主に「お代は?」と聞いてみると、「いえいえ、当然いりませんよ。タダですから」と言ってくれた。
実際に食べたヨシヨシは、帰り際に「たまに横浜来るから、また来ようかな。こういう店好きだし」と言っていた。
ちょっとファンになったのかもしれない。
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かなりインパクトの強いラーメン店だが、味はあっさり系で好きになる人がいるのも分かる。
素朴な店主にも、どこか惹かれるものがある。
地元でなくとも哀愁を感じるというのはなんとも不思議な気分だ。
はまれぽの読者も、興味があれば是非一度訪れて感想をいただければと思う。
※名前無し
住所/横浜市鶴見区市場富士見町1-7
営業時間/10:30~16:00ごろ
定休日/特に決めていない
※本記事は2011年8月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。
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