配線ゴチャゴチャ問題は「コンセント収納ボックス」で解決

スマートフォンやノートPC、タブレット端末、ゲーム機などバッテリへの充電が必要なデバイスを複数持っていて困るのが、配線ゴチャゴチャ問題だ。なんとかきれいにしたい、そんな人におすすめなのが「コンセント収納ボックス」。スッキリとしまえるし、コンセントタップにホコリがたまらないので安全。ダイソーとセリアで見つけたコンセント収納ボックスを紹介したい。

コンセント収納ボックスの選び方

たこ足配線が危険なことは知っている。ホコリがたまっているけど掃除する時間がない。コンセントケーブルの長さがあってなく使いづらい。コンセント周りには、実にさまざまな悩みが多い。

コンセント収納ケースを調べてみると、サイズは多岐にわたり、コンセントタップも入れようと思うとなかなか高価だ。しかも、大きさや手持ちのコンセントタップが入るのか、置く場所はどこにするかなど、購入前にチェックすべきポイントも多い。

子育てや仕事で自分の時間などなく、毎日バタバタして忙しい人にとって、どんな収納ボックスが良いのかをじっくり調べる時間もないだろう。そんな人はぜひ近くのダイソーやセリアに行ってみてほしい。痒い所に手が届く商品がたくさんある。

しかも、価格が手ごろなので手が出しやすく、チャレンジしやすい。すぐ手に入り、手軽に部屋がキレイになったら嬉しくなるはずだ。

セリアで見つけた「タップ収納ケース」

発売元は山田化学で、セリアだけでなくキャンドゥにも同じ商品があった。ふたはしっかりとはまり、ふたの上にスマホを置いて充電できる。

ケーブルの熱がこもると機器の故障の原因になる。通気口があるかなど通気性への配慮はコンセント収納ボックスに重要な機能だ。

コンセント周りのBefore、Afterを見れば結果は一目瞭然。コンセントボックスに収納した方が見栄えがよい。デザインもとてもシンプルで不要な装飾がないので、どんな部屋にもなじむ。

ノートPCの電源アダプタは大きいためふたが閉まらなかったが、筆者宅の3口のコンセントタップは余裕で入った。4-5口のコンセントタップはケーブルに負担がかかりそうだ。

おすすめの人

・主にスマホの充電時に使用したい

・充電したいデバイスが複数ある

・狭い場所に設置したい

ダイソーの「組立式コンセント収納ボックス」

筆者がダイソーで購入したのは木目調デザインの「組立式コンセント収納ボックス」だ。軽くて持ち帰りやすいのがいい。見たときは、これがコンセントボックスで、さらに組み立て式なのかと驚いた。

木目調デザインのプリント面はツルツルしていて手触りがよい。粘着テープを貼ったり、強くこすったりするとプリント紙がはがれる恐れがあるので注意しよう。掃除はやさしくホコリを取る程度にした方がよいだろう。

どちらの面にもきれいにプリントされているので、表裏を間違えずにすむのが嬉しい。ボックスの側面を固定するためのゴムもすぐに切れる心配のない素材だ。

ゴムをかけないと固定できないので、忘れずにすべてかけよう。商品ラベルに説明が記載してあるが、読まなくても直感的に組み立てられるだろう。本体は2分ほどで完成した。

組立式コンセント収納ボックスは、コンセントをしまうだけでなく小物入れにも使えそうだ。ふたはのせるだけのタイプでしっかりとはまる感じではない。木目調が部屋になじむ。ナチュラルテイストの部屋だとさらに合いそうだ。

組み立て式のため壊れやすいのかと思ったが、ゴムのおかげでしっかり固定されている。サイズもゆとりがあるため、ノートPCの電源アダプタもケーブルに負担をかけずに入った。5-6口のコンセントタップも収まりそうだ。

注意点として、ふたは載せるタイプなので簡単に外れる。小さな子どもがいる人やペットを飼っている人は、床置きせず、棚やデスクの上に設置するといいだろう。

おすすめの人

・スマホやタブレットなど複数のデバイスの充電に使用したい人

・ノートPCの電源アダプタなどを使用したい人 

・木目調のケースが部屋に合う人

ホコリは簡単にたまっていく

家事に、育児に、仕事。毎日忙しく生活していると、あっという間にたまるホコリ。床掃除に力を発揮するロボット掃除機では取り切れないコンセント周りの掃除。キレイにしたい気持ちはあるけど、心身ともに疲れている。

毎日、コンセントタップやケーブルのホコリを丁寧にハンディモップなどで掃除できる余裕はなかなかないだろう。だが、電源とホコリの組み合わせは火災の心配もあり恐い。

コンセントタップからの火災

コンセントタップにたまったホコリが室内の湿気を吸収すると、電気を通しやすくなる。家族を火災から守るためにも、コンセントタップにホコリがたまらないようにキレイにしておきたい。

忙しい人こそ、コンセントボックスを使用するので、できるだけ簡単な掃除で火事を予防してもらいたい。水気のあるものを近くに置かないのも重要ポイントだ。

コンセントタップは消耗品

コンセントタップの耐久年数は、一般的に約5年と言われている。1年に1回は確認し、異常があれば新しいものに交換したほうがいい。

点検のポイントは主に下記の3点だ。

・プラグ、ケーブルが破損していないか

・ケーブルが重いものの下敷きになっていないか

・家電の消費電力の合計が、コンセントタップの容量を超えていないか

トラッキング対策製品の普及により2016年~19年にかけて事故は減少していたが、19年~21年は増加している。テレワークの普及により、配線器具の使用が増えたことから事故件数も増加していると考えられている(参考 独立行政法人 製品評価技術基盤機構)。

他人事とは思わずに、これを機会にチェックしてみてはいかがだろうか。

コンセントケーブルの長さが合わない問題

我が家は今までに何度か引っ越しをしている。そのたびにコンセントタップを買い足しているが、長さが合わないものがどうしても出てくる。

きつくコードをまとめて使用すると劣化の原因になる。そういうときは、ゆるく輪になるように結束バンドで束ねると配線へのダメージも少なくなる。

結束バンドもダイソーやセリアでサイズや色が豊富に取り揃えられている。我が家も100円ショップで購入した細いタイプの結束バンドを使っている。また、買ったばかりのコンセントケーブルは使用する分だけを出すのではなく、すべて出して使おう。

100円ショップの商品で大丈夫なのか

火災が起きる可能性があることを知ると、100円ショップの製品で大丈夫なのかと心配する人もいるかもしれない。

今回紹介した二つの商品は熱がこもらないように、ケーブルホールの数が多く、また大きいので通気性には問題ない様子。ホコリがたまらないように、ふたもついている。

どちらもすっきりとしたシンプルなデザインで、インテリアの邪魔をしにくい。100円ショップの製品で、十分に役割を果たしてくれるだろう。

テレビの裏も要注意

我が家の配線問題で、一番複雑だったのがテレビ裏だった。きれいにしたい気持ちはあったが、重い腰があがらず1年放置。火災の危険性を認識し、今回購入した二つの商品と100円ショップの製品を使って整えることに成功した。

よく見ると、まだゴチャゴチャしている箇所はあるが全体的にスッキリした。掃除がかなりしやすくなったし、気分もあがる。

コンセント周りがゴチャゴチャしているという人は、コンセント収納ボックスを使って快適ライフを手に入れてみてはいかがだろうか。(GEAR)