バンド&ダンサー紹介を経て、ライブもいよいよ佳境へ。『Hitchhiking』ではステージの前方と後方の2つに分かれたムービングステージに、それぞれオンユ&キー、ミンホ&テミンが立ち、中間点でステージごと交差するなどのダイナミックな演出と合わせ、スキルの高いダンスを披露。『Why So Serious?』では花火も上がり、曲のテンポはゆったりなのに、それに反して激しい振り付けが特徴の『君のせいで』では、後方の花道の各所でメンバーが個々の魅力を見せつけた。
そしてラストは『LUCIFER』。ムービングステージの上で目まぐるしくフォーメーションを変えながら踊るメンバーに、観客が大きな掛け声を合わせる。レーザー光線の光が激しく交差し、火柱がステージの各所で上がる中、ボルテージも最高潮に達し本編は終了。最後、19曲を全力でパフォーマンスしたメンバーが、互いに手を取り合い、「ありがとうございました!」と叫ぶと、その姿に観客も惜しみない拍手を送った。
観客たちによる息の合った“SHINee”のコールに応えたアンコールは、『Sing Your Song』から。バンドがそのイントロを奏でると、それに合わせて5万人が“Sing Sing Your Song~”と歌い出し、その歌声にメンバーが声を合わせるという展開。サビはもちろん会場一体となっての大合唱で、“5万人のメンバー”が大活躍する。続く『I'm with you』ではそのお返しであるかのように、ステージに立つメンバーが個々の歌声を丁寧に紡ぐ。
「次の曲は初めてお見せする新曲です。僕たちSHINee全員で歌った曲です」(テミン)
そう言うと、新たなSHINeeの一面を開拓するような大人っぽい雰囲気もあるダンサブルなナンバーを、ジョンヒョンの歌声とともに届ける。こんなプレゼントを用意してくれていたメンバーに、素直に感謝の気持ちが生まれた。そして、最後はSHINeeの始まりの曲である『Replay~君は僕のeverything~』。過去のライブの場面を切り取った映像とともに歌われ、曲の終盤には、観客の持つカードによって、客席にパールアクアグリーンの地に黄色の文字で“FOREVER 5HINee”というメッセージが作られた。このサプライズにオンユは「泣きそう」と感動を伝え、ミンホは「SHINee WORLD(ファン)もフォーエバー」とメッセージを送った。
そしてメンバーはここで一人ひとりこの日の想いを口にした。