小池徹平がミュージカルに挑戦!『メリリー ウィー・ロール・アロング』

公式サイトより

ミュージカルも2つ、ピックアップしよう。『あまちゃん』でモテないニートの役という新しい顔を見せてくれた小池徹平が、ミュージカルに初挑戦する『メリリー ウィー・ロール・アロング』。そして、今や日本映画界に欠かせない実力派俳優となった山田孝之が、こちらも初めてのミュージカルに挑む『フル・モンティ』だ。

小池が演じるのは脚本家のチャーリー。彼の昔の親友で作曲家のフランクリン(柿澤勇人)と、同じくライターのメアリー(宮澤エマ)の3人が、ショウビズ界でいかに成功したかを描くのだが…。実は本作、「成功した」現在から、時間軸を巻き戻しながら物語が描かれる。つまり、ショウビズに憧れと希望を抱いていた20代の彼らの姿で、物語はラストを迎えるのだ。

今まさに俳優として前進する小池が演じる、ほろ苦い人生のドラマ。舞台と現実が生身の彼の上で交差するのを見るのも、観劇の醍醐味だろう。

『メリリー ウィー・ロール・アロング』チケット購入はこちら [http://j.mp/1aGni1x]
11/1(金)~11/17(日)/天王洲 銀河劇場
12/6(金)・12/7(土)・12/8(日)/梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
 

山田孝之が生でヌードに!?『フル・モンティ』

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『フル・モンティ』は、ごぞんじ1997年に大ヒットした同名映画のミュージカル版。ブロードウェイでの上演もトニー賞9部門でノミネートされたというから、面白さはお墨付きだ。

昔は鉄鋼業でにぎわったが今は寂れたニューヨークの田舎町バッファロー。山田が扮するジェリーも失業中で、妻とは離婚、さらに一人息子の養育費も払えない状況だ。切羽詰ったジェリーは、仲間のマルコム(中村倫也)たちと「フル・モンティ(すっぽんぽん)」のストリップショーに出ることを決意する。それぞれの事情を抱えながらダンスのレッスンに苦戦する男たちは、やがて不思議な絆を感じ始め…。

映画『凶悪』や『その夜の侍』などでも多面的な人間の情念を見事に表現した山田。彼なら、この哀しくも愛すべき男たちの姿を、笑いと共に演じ切ってくれるに違いない。

『フル・モンティ』チケット購入はこちら [http://j.mp/1aGnkq9]
2014/1/31(金)~2/16(日)/東京国際フォーラム ホールC

演劇&映画ライター。明治大学文学部ドイツ文学科卒。歌舞伎、バレエ、ミニシアター系の映画、宝塚、お笑いなど、小学生の頃から現在までの間にハマり続けたもろもろの知識をもとに、コラムやインタビュー記事を執筆。「美魔女」にも「大人女子」にもなりたくない猫股。

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