「それってパクリじゃないですか?」第9話(C)日本テレビ

 芳根京子主演のドラマ「それってパクリじゃないですか?」(日本テレビ系)の第9話が、7日に放送された。

 本作は、会社員の藤崎亜季(芳根)と弁理士の資格を持つエリート上司の北脇雅美(重岡大毅)が、知的財産に関するさまざまな問題と向き合いながら奮闘する姿を描く。原作は奥乃桜子氏の同名小説。

 月夜野ドリンクが社運を懸けた新商品「カメレオンティー」の発売まで、あとわずかとなった。ところが販促グッズなどにイラストが勝手に使用されたと思い込んだイラストレーターのハナモ(山崎静代)が、SNSに怒りのコメントを書き込む。

 SNSが炎上状態になる中、ハナモとの契約書に目を通した北脇は「完全なる勘違い」と一刀両断する。その後、怒ったハナモが来社するが亜季は、誠心誠意説得する。

 また、ある日、ライバル企業のハッピースマイルから特許を侵害しているという警告書が届く。北脇は特許を取らないという戦略に出たが、ハッピースマイルが特許を取得してしまい窮地に立たされる。

 亜季たちは、技術の先行文献を探してハッピースマイルの特許を無効化しようとするが、打つ手がないままタイムリミットを迎える。すると北脇は出向を解かれ親会社に帰ることになってしまう。

 その後、亜季は上司の熊井(野間口徹)と共にハッピースマイルに出向き、発売中止を申し出る。しかし、知財部長の田所(田辺誠一)の一言に熊井は怒り、発売中止を取り下げて、訴訟になっても構わないとたんかを切る。

 放送終了後、SNS上には、「野間口さんかっこよかった。その後の弱気も笑えた」「泣いた、熊井部長ありがとう。来週が気になって仕方がない」「いつも穏やかでジェントルマンな熊井さんが、感情的に正義を貫いていて格好良かった」などのコメントが投稿された。

 また、「特許と企業の戦いって、こんなにも壮絶なのか」「フックとツイストを潜ませた脚本がいいし、カメラのカット割りと編集も手堅くいい仕事をしている」「来週で最終回なんて早い」などのコメントが寄せられた。