吉野葛で延べた『三輪山勝製麺』のそうめんセット。ツルツルと喉越しのよい麺は感動もの。

そうめんの食べ比べをすることはあまりないけれど、比べるまでもないほど、ひと口で他とは明らかに違う!と分かるそうめんに出合った。日本三大そうめんに数えられる、奈良の三輪そうめん。

文化元年創業の『三輪山勝製麺』の六代目・麺職人、山下勝山さんが「一筋縄」と名付けたそうめんは、これまでの業界の常識を打ち破った逸品だ。その大きな特徴は、一般的に油を使用するところを、吉野葛を使っているところ。

茹でれば麺一本一本がツヤツヤと輝き、食べる前から「美味しい」とわかるのだ。

食べれば小麦の旨み。ふっくらと弾力がありつつ、驚くほどなめらかにツルツルッと喉を滑り落ちてゆく。この喉越しの良さ、ちょっと惚れ惚れしてしまうレベルである。

初めて食べたときは驚きと感動があるが、2回目以降もその感動が続くのも、この麺のすごいところなのだ。

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『三輪山勝製麺』の「なまそうめん 金麦縄平そうめん 詰合せ」

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※こちらの記事は、関西の食のwebマガジン「あまから手帖Online」がお届けしています。