映画『名探偵コナン ゼロの執行人』の完成披露舞台あいさつが3日、東京都内で行われ、レギュラー声優の高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、古谷徹、ゲスト声優の上戸彩と博多大吉が出席した。
劇中で、裁判官を目指していた司法修習生・羽場二三一(はば・ふみかず)を演じた大吉は「自分の出ているシーンがどうしても気になっていましたが、完成したものを見たら、自分のことなんてどうでもよくなった。それぐらい映画がすごいです!」と猛アピール。
弁護士・橘境子の声を演じた上戸は「滑舌の面でも内容の面でも大変でしたが、目も口も大きく開けてやりました。収録中の顔は誰にも見られないように(していた)」と笑顔で収録現場の様子を振り返った。
収録は別々に行ったという2人。上戸の印象を聞かれた大吉は「すごく気さくな方。裏であいさつをしたときも、上戸さんは、僕のマネジャーさんとかスタイリストさん全員に、一人一人ちゃんとあいさつをされるのですごいなと思いました」と明かした。
一方、上戸は「何日か、大吉さんと宣伝でご一緒したのですが、ずっとインプラントの治療をされていて、奥歯が抜けていたんです。それでも大きな口を開けて『コナン見てね!』とやっている大吉さんを、隣で見ながら、すがすがしいなと思いました」と裏話を披露した。
これには大吉も「上戸さんが言わなければ、僕は(この話を)墓場まで持っていくつもりだったのですが…」と苦笑いを浮かべつつ、「今回の映画、僕は奥歯が2本ない状態で収録をやりました。今は2本の仮歯が入っています。あさってインプラントが入ります。ドッキングです!」と告白して、会場を盛り上げた。
イベント終盤には、原作者の青山剛昌氏がサプライズで登場。昨年12月から「病気療養と充電のため」休載していた青山氏は、先日、約4カ月ぶりに連載を再開することを発表した。客席から温かい拍手を迎えられると、「見ての通り元気です。心配は“ゼロ”です」と宣言し、ファンを喜ばせた。
映画は4月13日から全国東宝系でロードショー。