調査開始!

夕方より中華街大通りにて取材スタート!

「酢豚にパイナップル、入ってますか?」と突然聞いても大丈夫なのか? そもそも、日本語が通じなかったらどうしよう……。が、松宮は“はまれぽライター!” 行くしかないっ!
意を決し、朝陽門近くにある店から突撃!

「北京飯店(ぺきんはんてん)」「三国志新館(さんごくししんかん)」は入っている!

「重鹿茶樓本店(じゅうけいさろうほんてん)」「白楽天(はくらくてん)」「華正樓本店(かせいろうほんてん)」「揚州飯店本店(ようしゅうはんてんほんてん)」は入ってない。

……取材前は「大丈夫か?」と思ったが、中華街の人々は「そんなことをナゼ取材しているのか?」といった感じで思わず「フッ」と笑い、親切に答えてくれる。
 

「華福飯店(かふくはんてん)」「同發本店(どうはつほんてん)」「均昌閣本館(きんしょうかくほんてん)」はパイナップルあり!

10軒め、「状元樓横濱本店(じょうげんろうよこはまほんてん)」はなし! 

10軒を調査し終えて「あり:なし=5:5」となった。

……ここまで思った以上に順調。予想に反して「サクッと終わるのでは?」と思ったその時! 

 

11軒目の「金龍飯店(きんりゅうはんてん)」で事件が!

「酢豚にパイナップルは……」と女性スタッフの方に尋ねると、「ニホンゴワカラナイ」との答えが! 

きっと通常は日本語の会話には問題ないが、“めったに聞かれることがない、マニアックな質問”に遭遇してしまったため、通じないのだろうと推測。

……ここで諦めてはいけない! 
必死に絵を描いて説明する松宮。

 

悲しいまでに絵心はないが、気合で通じた!

「あ~」と女性スタッフの方。昔は(酢豚にパイナップルが)入っていたが、「今は入っていない」とのこと。

ちなみに理由は「わからない」そう。

……人間、やはり言葉よりも「気合が大切だ」と実感。よし! 次々に行くぞ! 

 

「永華樓(えいかろう)」「廣東飯店(かんとんはんてん)」「萬珍樓本店(まんちんろうほんてん)」はあり。

「一楽(いちらく)」「彩香(さいか)」「海南飯店(かいなんはんてん)」はなし。
「龍門(りゅうもん)」は「昔は入っていたが、今はない」と答えてくれる。

ここまでで30分ほどが経過。時刻は19時過ぎ。朝から何も食べていないため、“お腹激減り”の松宮。
 

一楽の酢豚(小)1260円
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ここで、前出しのインタビューで、“家庭的な味”と声が上がったパイナップルなしの「一楽」の酢豚を食べることに。
確かに家庭的な味だった。

 

気合いを入れ直し、再び調査を開始!

続いて「蓮香園(れんこうえん)」へ入ると……

とても感じのよい若い男性スタッフの方がわざわざ厨房に確認し、「パイナップル、入ってます!」と教えてくれる。親切なお兄さんに感謝!

 
 

気持ちを切り替え、20軒め、「福臨閣(ふくりんかく)」!
突然の訪問にもかかわらず、またまた若い男性スタッフの方がていねいに対応してくれる。

パイナップル入り酢豚はちゃんとメニューに明記してあった。
お兄さん共々、メニューも親切で感心してしまう。

20軒を調査し終え、「あり:なし=10:10」。互角の戦いだ!