「泥濘の食卓」主演の齊藤京子 (C)テレビ朝日

 ドラマ「泥濘の食卓」の囲み取材が行われ、本作の主演を務める日向坂46の齊藤京子がドラマの魅力や役作りについて語った。

 本作は、伊奈子氏による同名漫画を実写化。主人公の捻木深愛(齊藤)がバイト先のスーパーの店長と不倫の恋に落ち、店長の息子や妻にも近づき、やがて寄生して泥濘(ぬかるみ)へと引きずり込んでいく “パラサイト不倫”ドラマ。

 本作が初の単独主演ドラマとなる齊藤は、「日向坂46でのドラマは出させていただいたことがあるのですが、単独で出演させていただくのは初めてだったので、お話を聞いたときはびっくりしました。今年最初のブログで『今年はドラマに出てみたいという夢があります』と書いたので、本当に夢がかなったと思いました」と笑顔で喜びを語った。

 作品の魅力については「1つのエンターテインメントとして見ていただけたらと思いますし、共演者の皆さんのビジュアルが原作から飛び出たように、そのままなので、原作を読んでからドラマ見ると、さらに楽しんでいただけるかなと思います」と声を弾ませた。

 役作りについては、「私は声が低めなので、声のトーンを明るくなるように上げたり、最後に語尾を上げてかわいらしく、ゆっくり話したり、深愛を研究しています。しぐさや口の動き、そういうささいなところで孤独感とか、かわいそうな感じが出せるように意識しています」と話した。

 「日向坂46の活動も忙しいと思いますが、撮影とどうやって両立している?」と聞かれると、「台本を全部携帯で写真に撮って移動のときに見て覚えたり、(台本の写真が)200枚くらいあるのですが、工夫しながらやっています」と努力を明かした。

(取材・文/小宮山あきの)

ドラマは、毎週土曜23時30分からテレビ朝日系で放送中。