プー初の完全実写映画化!
ディズニープーの始まりは1966年の『プーさんとはちみつ』。
50年以上、長編や短編、手描きからCGまで様々な形で「くまのプーさん」は描かれてきました。
実写もTVシリーズでは用いられていますが、映画として全編が実写化されるのは初。
今作は『美女と野獣』のようにアニメーション版をなるべくそのまま実写化するという手法ではなく、オリジナルのストーリーでアニメーション版の“その後”を描きます。
原題が「Chrisotpher Robin」であるように、物語の主題を大人になったクリストファー・ロビンに設定。
クリストファー・ロビンが暮らすロンドンという実社会に、プーが100エーカーの森を飛び出してやってきます。
なぜ実写化?
実は「くまのプーさん」長編映画にも実写シーンは存在します。
『くまのプーさん/完全保存版』から『ティガームービー』そして2011年の『くまのプーさん』まで、プー長編のオープニングはクリストファー・ロビンの子供部屋から始まることが多いです。
子供部屋を実写で描き、そこに置いてある「くまのプーさん」の本に観客が飛び込むことで100エーカーの森に入れるわけです。
一方、今作『プーと大人になった僕』では、プーが映画では初めてロンドンへとやって来ます。
私たちが二次元の世界に飛び込んでいるからプーは2Dアニメーションなのであって、私たちの世界にあるロンドンにプーが飛び出してくれば、実写で描かれるのは当然なのです。
実写版プー可愛さの秘訣
日本版特報のオープニングが原作風のイラストだった通り、ディズニープーを語る上でもA.A.ミルンの原作「クマのプーさん」の存在は欠かせません。
原作者A.A.ミルンの息子がクリストファー・ロビン・ミルン。
彼が1歳の誕生日にもらったテディベアがウィニー・ザ・プー、つまり「クマのプーさん」でした。
今作『プーと大人になった僕』では、プーを実際のテディベア風に再現。
ディズニーアニメーションの黄色くて丸っこい姿よりも、よりクリストファー・ミルンが実際に持っていたテディベアのプーに近くなりました。
子どもたちの“最初の友達”になるテディベア。
その姿がしっかり描かれ、彼とスクリーンで再会することで、子ども時代の懐かしい思い出が観客にも蘇ってくることでしょう。
観客ひとりひとりにとっての「プーと大人になった僕」が届けられていきます。
『プーと大人になった僕』
2018年9月14日(金)日本公開