「恐竜の日」である4月17日、渋谷ヒカリエ11階スカイロビーで、恐竜型メカニカルスーツ「DINO-TRONICS(株式会社ON-ART)」の肉食恐竜ユタラプトル2頭が一般人の前にお目見えした。4月26日(木)から渋谷ヒカリエ9階ヒカリエホールで開催される新たな体験型ライブエンターテイメント“DINOSAUR LIVE「DINO SAFARI」”のPRの一環。20分程度のゲリライベントだったが、羽毛に包まれた全長5メートルの恐竜の姿に観客は驚いた様子で、写真を撮るなどしていた。
この日は、ドラマや舞台で活躍している俳優の山口森広が、恐竜たちから観客を守るサファリガイドのリック役、本格的に女優業を目指すためにアイドルグループ「アップアップガールズ(仮)」を昨年9月に卒業した仙石みなみが、同じくサファリガイドのアンナ役として登場した。
ユタラプトルは1991年に米国ユタ州で命名・発表された「ユタの泥棒」という意味の肉食恐竜。白亜紀前期に活躍し、足が速く、優れた視力と高い知能を持っていたとされ、大きな鉤爪(かぎづめ)がついた後ろ足と、疾走する際に体のバランスを保つために役立ったと考えられる長く丈夫な尾、捕まえた獲物を噛みちぎる鋭い歯が特徴の恐竜だ。
イベントの冒頭ではサファリガイドの指示に従い、比較的落ち着いた様子のユタラプトルだったが、途中でお腹を空かせて暴れまわったり、思わずうたた寝をしたりする場面も。イベントに居合わせた観客たちはそのリアルな恐竜の様子を興味深そうに眺めていた。
リアル自立歩行恐竜型メカニカルスーツ(二足歩行世界11か国、四足歩行世界13か国で特許取得)を駆使した、興奮の恐竜ワンダーランドが繰り広げられる“DINOSAUR LIVE「DINO SAFARI」”は4月26日(木)から5月5日(土)まで全40ステージ。ユタラプトルのほか、史上最強の肉食恐竜・ティラノサウルス、その永遠のライバル・トリケラトプス、獰猛な肉食恐竜・アロサウルス、高い知能を持つハンター・ラプトルの5種6頭が出演する。完全入れ替え制で上演時間は50分。公演は通常バージョン(3歳以上有料、3歳未満膝上可)とよりダークなサファリを体験できるナイトメア・バージョン(未就学児童入場不可)の2種類がある。チケットは発売中。
取材・文:五月女菜穂