音楽配信サービスは便利だけど、やっぱりCDが好き

【全力推し活日記12】やってきました!人生初の山口県!2024年のTM NETWORKのツアーの中で一番行きたかった場所です。1月に米ニューヨーク・タイムズが発表した、世界の旅行先で「2024年に行くべき52カ所(52 Places to Go in 2024)」の中で、日本で唯一山口市が紹介されており、あそこに行きたい、あれを食べたい、といろいろ期待が高まります。※「TM NETWORK」とは、小室哲哉さん、宇都宮隆さん、木根尚登さんの3人組音楽ユニットです。

移動時間は有効に使おう

今回の山口遠征は、行きは新幹線、帰りは飛行機の2泊3日の行程です。ライブ会場の最寄り駅は「新山口」です。

主なルートは、東京駅から乗り換えなしで行ける”新幹線ルート”と、東京駅から電車→飛行機→バスを乗り継ぐ”飛行機ルート”の二つですが、所要時間はなんとほぼ同じ4時間20分。新幹線でも早めに予約すると割引価格が適応されるので、行きは新幹線を利用することにしました。

その1、パンフレット

ツアーに関するパンフレットを購入したものの、なかなか読む時間がなくパラパラとめくり写真だけを見て「かっこいい」と満足していた2冊を持参しました。

その2、CDレコーダー「CDレコ」

これは音楽CDを直接スマホにコピーする機器です。私のスマホはiPhoneですが、iPhoneにCDをコピーするって意外と面倒で、一度PCにCDをコピーして、PCとiPhoneをつないで同期させて…ほぼ1時間の作業になります。

「CDレコ」ならCD1枚のコピーが5分で完了!ということで、乗車と同時に3枚のCDを取り込み、その曲を聴きながら山口の地に着きました。ちゃんとタイトルやジャケット情報も自動で入るし、歌詞もスマホの画面で確認できるので、便利アイテムとしてかれこれアイ・オー・データ機器の「CDレコ」を5、6年愛用しています。

私の青春

私が初めて発売日と同日に買ったTM NETWORKのCDは「DRESS」。(当時中学3年生)

田舎の小さな町のレコード屋さんに、電話で入荷を確認してから汽車に乗って買いに行きました。

当時アルバムは3008円。この時代、CDアルバムを予約すると特典として大型ポスターがついており、ポスターを折り曲げないように慎重に家路を急いだものです。

家に着いたらダッシュで自分の部屋へ。パッケージを丁寧に開けて、CDをコンポに挿入!ジャケットを見ながら爆音で再生する、もう至福の時間です。

そういえば、すでにこの頃からお小遣いはすべて推しに注ぎ込むという生活を送っており、確実に今の行動の基盤となっています。

あ、コンポってわかりますか?スピーカー、アンプ、CD、ラジオなどをいろいろ組み合わせたオーディオシステムなんですが、これがすごくカッコよくて当時の憧れでした。高校の入学祝いに買ってもらったコンポは今でも実家にありちゃんと動いています。

先日、娘(19歳)に「カセットテープって知ってる?」と聞くと、「知ってる」と言うので、「ママの中高生時代はね、お気に入りの曲を集めて、各曲の秒数を計算して、A面、B面に収録する順番を決めて、1倍速(実際の再生速度と一緒)でCDからカセットテープにダビングして、完成したらラベルには、レタリングシートで一文字ずつ「〇〇’s Best selection 」と転写して、TM NETWORKのオリジナルテープを作って友達と交換していたんだよ」と話すと、一言「超絶めんどくさいね」。

本当だね、めっちゃめんどくさいね(笑)。でも、そんなすべての時間が私の”青春”でした。

音楽配信サービスは便利なんだけど…

みなさんはSpotifyやApple Musicなど、音楽配信サービス(以下、サブスク)を契約していますか?

サブスクは良いことづくし!ネットさえあれば、多くのアーティストの曲が聞けるし、新しい曲にも出会えるし、おすすめの曲をプレイリストで共有したり、その日の気分にあった曲を再生してくれたりと本当に便利!

でも私はサブスクを契約していません。お試しということで、三つほどのサービスを使ってみたのですが、私には不要でした。理由は三つ。

・TM NETWORK関連の曲しか聴かないから

・TM NETWORK関連の曲はすべてCDで持っているから

・良いと思った曲はCDで購入するから

“世代だから”とひとくくりにしてしまうと、同じ世代の方から「一緒にしないで」と言われてしまうかもしれませんが、私は“モノ”が好きなんです。好きな音楽は形がある一つのモノとして所有したいんです。

昔と一緒で、ジャケットを手にしながら、その曲のことをいろいろ考える。スマホに取り込むのは確かに面倒だけれど、それはそれで大切な時間だと思っています。

初めての山口KDDI維新ホール!

会場に入った第一声は「近っ!」全体が黒い会場は、まるで大きなライブハウスのような印象です。そしてなんと座席は8列目が最前列で、1階14列目のチケットを持っていた私は7列目の席でした。1階席の方は、席について想像より近い!と喜ばれた人も多かったのではないでしょうか。

維新ホールには、最新の音響システムが導入されていると聞いていたので、低音ドガンドガンを想像していたのですが、そんな感じはなく、音場というか響き?反響音?が少なくパキッとしている印象でした。

パキッとしているので歌詞がすごくクリアで聞き取りやすい。一音一音よくわかる。つまり、歌詞の間違えやミスタッチがよく聞き取れた気がします。もしかして維新ホールはアーティスト泣かせ?

ライブハウスのような印象を受けたもう一つの理由は、床が揺れやすい。みんなノリノリなので終始揺れまくっていました。

今回も定刻で始まったライブは、3人のワチャワチャ感が全開。TM NETWORKは、たまに宇宙人という設定になったりするのですが、今回のツアーは、宇宙人らしさはなく、ザ・ヒューマン!

それも笑顔がいっぱいのヒューマンです。ステージなので、もちろん”オン”だけど”オフ”のような仲の良い3人が垣間見える、ファンにとっては貴重で幸せな時間だと思います。

ちなみにセットリストは初日と一緒。これからツアーに参加される方は、3人はもちろんですがライティングにもぜひ注目して観ていただきたいです!

あと会場には「どこから来たのマップ」がありました。いろんなところからファンが集合しているんですね。韓国や択捉島、能登からも! 維新ホールの方、素敵な企画ありがとうございました。とても楽しめました!

山口旅行記

前日入りして、ふぐ刺し、白子、ひれ酒を堪能。ちゃんと瓦そばも食べました。

翌日はレンタカーを借りて、改修工事中で全く見えない瑠璃光寺五重塔→秋芳洞→秋吉台→別府厳島神社を巡ってきました。秋芳洞のスケールの大きさに感動!自然ってすごいですね。次は萩や下関にも行ってみたいな。(ライター:まるたにしず)

まるたに しず

都内近郊在住。パソコン周辺機器メーカーで20年以上、広報PR業務に従事。現在「いつまでもいると思うな、“推し”と“親”」をモットーに自分らしく毎日を過ごしています。趣味は、ライブ観賞とスノーボード。最近ダイエットのためキックボクシングを始めました。(Xアカウント:@marutani1974)