2月22日、ヒップホップグループの電波少女(デンパガール)が、主催イベント「電波少女 presents "BIOS HAZARD"Vol.2」を東京・Shibuya Milkywayにて開催した。トリで登場した電波少女は、全12曲を披露し、満員のフロアを熱狂させた。
このイベントは、電波少女が「影響を受けた/カッコいいと思うアーティスト」をゲストに迎えて開催。今回は、MCのtaoとpepueによる音楽ユニットimaginion(イマジニオン)と、電波少女のアルバム『BIOS』にも参加している、LOW HIGH WHO?所属のJinmenusagi(ジンメンウサギ)が登場した。
電波少女が『intro』に乗せてステージに颯爽と登場。ノリノリのパーティチューン『BADTRIP pt.2』でライブは幕を開け、観客はタオルを頭上で回しながら体を揺らす。MCのハシシと花子がぐいぐいと観客を引っ張り、DJ兼パフォーマーのNICECREAMがアクロバティックなダンスで沸かせた。
「みんなが帰る時に、憂鬱になるくらい今日は楽しませたい」とハシシ。メロウでノスタルジックなナンバー『ワンダーホエール』でフロアを落ち着いた雰囲気に引き込み、続く『HIPHOP LIFE remix』では、「ヒップホップライフ」と観客とコールアンドレスポンス。熱を帯びたタイトなラップで観客を釘づけにした。
ハートウォーミングなナンバー『蝸牛 -Glitch hop edit-』を披露した後、このトラックを作ったのが、音楽ユニットFAKE TYPE.のDYES IWASAKI(ダイスイワサキ)と紹介すると、その流れのまま、FAKE TYPE.でMCを務めるAOをゲストで迎え入れた。電波少女がフィーチャリング参加した「PRESIDENT」を披露し、競い合うようなラップの応戦にフロアの熱はぐんぐん上がっていった。「せっかく来てもらったんで、懐かしい曲をもう1曲」と、ハシシと花子とAOが参加していたユニット、バルトリンの『オルタネート』も披露した。
他にも、未発表曲『This world is クソゲー』や、新曲『タイトル未定』などを披露。本編ラストは、「音楽をやるために僕らは生きている、といつか胸を張って言えるようになりたい」と花子が紹介し、『Re:カールマイヤー』を魂を込めて披露。アンコールの『遥』では、観客も一緒に「痛みを知って強くなるでしょう」と大合唱。温かいムードの中、イベントは幕を閉じた。
次回の「電波少女 presents "BIOS HAZARD"Vol.3」は、3月21日(金・祝)に同じくShibuya Milkyway(東京都)にて開催。ゲストは、アイドルグループのhy4_4yh(ハイパーヨーヨ)、パンクバンドのWANIMA、Fragment × DOTAMAを迎えて開催される。チケット発売中。