1988~96年に「モーニング」(講談社)で連載され、累計発行部数3200万部を突破したかわぐちかいじの大ヒットコミックを原作に、大沢たかお主演で実写映画化された『沈黙の艦隊』。その劇場版で描かれた“序章”ともいえる物語に加え、東京湾に戦いの舞台を移して日本だけでなく世界を巻き込む衝撃のクライマックスまでを描く全8話の“完全版”ドラマが誕生。それが、Amazon Originalドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』だ。
配信開始を前に、劇中、同じ潜水艦の乗組員を演じた玉木宏、ユースケ・サンタマリア、水川あさみが、撮影の裏側を語ってくれた。
大沢演じる主人公・海江田四郎が、核兵器を搭載した原子力潜水艦を乗っ取り、反乱を起こす本作。劇中で海江田を追う海上自衛隊の潜水艦“たつなみ”の艦長・深町を玉木、副艦長・速水を水川、ソナーマンの南波をユースケが演じている。
一つの判断ミスが潜水艦の沈没につながる命懸けの海中戦や、深町が元上官の海江田に向けて魚雷を発射すべきかどうか決断を迫られる場面など、三人の共演は物語の行方を左右するシリアスなシーンが続いた。リアリティーを追求するため、撮影の大部分は本物の潜水艦に近い窮屈なサイズ感のセットで行われ、心身ともに過酷な撮影を共にした三人の間には劇中さながらの絆が生まれたという。
玉木は二人との共演を振り返り「水川さんは変わらず元気な女性という感じです。近い場所によく知っている方がいて安心しました。ユースケさんは相変わらずユースケ節がさく裂していて、常に現場を和ませてくれました。ギリギリのジョークをよく飛ばすんです(笑)。緊張感のある現場ではありますが、和やかな二人の力は多大でした」と語る。特にユースケのユーモアに助けられたそうで、深町に敬語を使わなければいけない場面でもタメ口で喋りかけるアドリブをさく裂させるなど、そのキャラクターで現場を明るく盛り上げていたという。
水川も「ベテランならではの余裕があってユーモアもあるので、シリアスな時間が続く中でユースケさんとの共演パートはほっと一息がつけました」と、ユースケの存在に救われたことを告白。
現場のムードメーカーとして信頼を置かれたユースケも「二人はすごいストイックにやってくれているから、ちょっと遊べるなぁと、安心して背中を預けていました」と語り、“たつなみ”の乗組員たち同様、三人が互いに信頼関係で結ばれていたことを明かしている。そんな三人のコンビネーション抜群なチーム“たつなみ”が対峙(たいじ)する緊迫感溢れる海中戦や、手に汗握る人間ドラマからも目が離せない。
臨場感たっぷりに描かれる迫真の海中戦闘アクションと手に汗握る政治サスペンス、それぞれの正義がぶつかり合う重厚なヒューマンドラマが予測不可能な展開を見せる完全版ドラマシリーズ。Amazon Originalドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1~東京湾大海戦~』は、2月9日(金)から240以上の国や地域で2週にわたって(9日に1~6話、16日に7~8話)Prime Videoで世界独占配信される。