遠隔操作による盗み見をシャットアウト! 「セキュアカーテン」

 
 

スマホの盗み見をするのは、必ずしも身近な人だけではない。近年では遠隔操作でスマホの情報を盗む不正アプリも少なくないのだ。これらのアプリはユーザーに気づかれないように巧妙に情報を盗み取っていくため、発見するのも至難の技。そこで普段からセキュリティーアプリを使って対策をしておこう。

「セキュアカーテン」は、スマホ内の個人情報にアクセスしようとするアプリを自動で検知するスグレモノ。不正アプリをインストールするとすぐにユーザーへの警告メッセージが表示されるため、個人情報を抜き取られるトラブルを未然に防ぐことが可能だ。

実際に使ってみたところ、初めて接続するWi-Fiを検知・警告する機能もあり、セキュリティーアプリとしての精度は高い印象。ただし「LINE」などのSMSアプリをインストールした際にも警告が出るため、不正アプリか否かを見極める最終的な判断はユーザーに委ねられる。一度警告が出たアプリは、口コミを調べるなどしてアンインストールすべきかを判断するといいだろう。

 

犯人探しに超便利! 盗み見犯の顔をパシャリ 「メールトラップ!」

 

ダミーのメールアイコンを使って盗み見犯にトラップを仕掛けるアプリ「メールトラップ!」は犯人探しにとても便利。ダミーアイコンをタップした際に求められる暗証番号を間違うと、インカメラで犯人の顔が自動撮影されるので、決定的瞬間を抑えることができる。

顔写真が自動撮影される際にはシャッター音が鳴らないため、トラップの存在に気づかれずに犯人を突き止めることができるのはうれしい。しかし、現時点で用意されているダミーアイコンはメールのみなので、ほかのアイコンをタップされてしまうと自由に情報を見られてしまうのがネック。犯人探しには使えるが、情報保護の面ではいま一歩な印象だ。

一長一短な面はあれど、目的に応じた使い分けができる盗み見対策アプリはどれも便利なものばかり。盗み見の不安とオサラバしたい人は、ぜひともチェックしてみよう。

 

※紹介したアプリはいずれも使用者の人間関係に深刻な問題を生じさせる可能性があります。ご利用は自己責任でお願いいたします。

株式会社エディトル所属。IT系雑誌やムックの編集業のほか、コミック、文芸、お笑い、ライフハックなど多分野の記事を執筆。絵が描けないくせにイラストのディレクションに手を出し始めた今日この頃、この仕事はなんでもありなんじゃないかと思い始めている。