~『伊勢物語』の人形劇で文化のコラボレーションを楽しむ機会を創出~

大正大学(学長:神達知純、所在地:東京都豊島区)の文学部日本文学科では、同学部人文学科との共同企画として、2024年3月3日(日)に『創作布袋戯 伊勢物語 ― 二条の后 ―』を学内で上演します。 当公演は、「昔、男ありけり」という書き出しで知られる代表的な歌物語『伊勢物語』の人形劇です。 布袋戯(ポテヒ)※1人形の使い手であるチャンチンホイ氏、ガムラン※2奏者の櫻田素子氏をお招きし、日本の古典文学『伊勢物語』、アジア地域の芸能である布袋戯、インドネシアの音楽ガムランという三文化のコラボレーションを楽しむ機会を創出すると同時に、それぞれの日本における普及も目指します。 ※1 布袋戯(ポテヒ)…中国・福建省をルーツとする人形劇(ハンドパペット・指人形)。台湾では国を代表する重要な文化とされ、様々な機会に上演されるほか、福建系の移民が多かった東南アジアの各地でも上映されています。 ※2ガムラン…青銅打楽器を中心としたアンサンブル。インドネシアを代表する伝統音楽として、ジャワ島やバリ島を中心に、現在も各地で盛んに演奏されています。




■イベント開催の経緯
本学の日本文学科は「日本文学、日本文化普及の方法や実践の研究」をおこなうことを目標に掲げ、2018年度にプロジェクトを立ち上げました。アジアの民族音楽や伝統芸能を研究する人文学科教授 伏木香織と共同でプロジェクトを開始し、日本を代表する文学を布袋戯により舞台化して国内及びその他の地域で上演・上映することで、異文化アダプテーションを試みるとともに、両者の新たな魅力を引き出しその再生と普及を目指しています。
プロジェクト開始以来、『源氏物語』を人形劇化し、上演映像のDVD化や、各文化の背景を学ぶワークショップを開催した他、2023年には『創作布袋戯 源氏物語 ― 浮舟 ―』の公開公演を本学礼拝ホールにて行いました。
昨年より、本学学生も脚本・演出や制作で参加をしており、今年は日本文学科の院生や学生主導で脚本作成を行ったほか、当日の会場ナレーションも学生が担当します。

■イベント詳細
『創作布袋戯 伊勢物語 ― 二条の后 ―』
日 時: 2024年3月3日(日)
第1回公演:11時~、第2回公演:14時~
※各回、同じ内容です
会 場:大正大学8号館4階 礼拝ホール
参加費:無料 
定 員:30名程度
主 催:大正大学 文学部 日本文学科

■申し込み
下記フォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/9r5sG5tBGdJhZ1Ho8  

■問い合せ先
日本文学科・人文学科事務室(土日を除く)
nihon_bungaku@mail.tais.ac.jp

◆大正大学 文学部 日本文学科
初年次から専門性の高い少人数のゼミ形式の授業に取り組み、「日本文学」と「日本語学」の二つの分野を中心に日本の言語と文化を探究しています。本学科の特色である「日本文学実践演習」では、本学の附属図書館と連携して、江戸時代以前の資料を実際に学生自身が手にとって、その扱い方や調査方法を学びます。
グローバル化が進み、価値観が多様化する現代において、自らが立つ場としての日本を知り、世界に発信する力を養います。

◆大正大学
大正大学は、設立四宗派の天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗および時宗が協働して運営する大学です。その協働の精神を支えているのが、大正15年(1926)の創立時に本学が掲げた、「智慧と慈悲の実践」という建学の理念です。建学の理念のもとに〈慈悲・自灯明・中道・共生〉という仏教精神に根ざした教育ビジョン「4つの人となる」を掲げて教育研究の活動を展開しています。また、令和2年度文部科学省「知識集約型社会を支える人材育成事業」に本学の推進する「新時代の地域のあり方を構想する地域戦略人材育成事業」が採択されました。公式HP:https://www.tais.ac.jp/

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