パーツ分解した状態の「ユースキン セヌール4」。組み立てると全長35cmになる

ひとり暮らしの人にとって、背中のケアは悩ましい箇所ではないだろう。背中にクリームやローションを塗るのに、自分では届かない場所が出てきてしまうからだ。そんなときにぴったりなのが、「ユースキン セヌール4」というアイテム。これは背中にクリームやローションを塗るための道具で、筆者も昨年の冬から愛用している。今回はそんなセヌールの魅力を紹介しよう。

全長35cmで背中の真ん中までしっかり届く

セヌールは、かゆみに悩む高齢者の「背中に手が届かずケアできない」という悩みに応え、2009年に販売を開始したアイテムだ。強度や長さの改良を重ね、現在のセヌールへと進化している。なお、2024年2月1日出荷分からパッケージ・価格・JANコードを変更している。

パーツは3つに分かれており、組み立てると全長35cmになる。これだけの長さがあれば、背中の中央もスムーズに届くのでありがたい。

また、背中にしっかり塗布できるよう、少し湾曲しているのにも注目したい。これなら背中の丸みに合わせてローションやクリームを濡れる。

塗布面は抗菌加工で衛生面も安心

続いて注目したいのが塗布面だ。ローションやクリームが垂れにくいように細かい凹凸が施されており、抗菌加工も施されている。

筆者も背中のケアに愛用しているが、我が家では高齢の父もセヌールを愛用している。夜中に背中がかゆくなったとき、ほかの家族を起こすのが忍びないそうで、ひとりで背中に保湿クリームを塗るのにちょうどいいそうだ。

今回紹介したのはクリームやローションの塗布に適したタイプだが、使用量の目安になるメモリ付きパッドを採用した「セヌール4 軟膏用」(2024年2月1日発売)もある。片方だけでもおおむね事足りるはずだが、両方揃えてシーンにあわせて使い分けてもいいだろう。(フリーライター・今西絢美)