子連れでキャンプに行く際のキャンプ用品の選び方を紹介します。最低限、これらさえ揃えれば、子連れキャンプを充分に楽めますよ。

1. テント

キャンプの基本となるテントは、『Coleman』『snow peak』『小川キャンパル』など、主要メーカーのファミリー用テントであれば、どれを選んでも必要充分な機能が備わっており、安心できます。

こだわるとすれば、大きさと耐水圧。大きさについては、“大は小を兼ねる” の発想ではなく、使用人数に適正なサイズを選ぶべきです。大きければ大きいほど快適なように思えますが、荷物がかさばり、設営も大変になります。

また、大きすぎるとテント内の気温が下がりやすく、秋や春・初夏のキャンプで、寒い思いをする可能性が高まります。テント内では基本的に暖房を使用せず、人肌や呼気だけが熱源となるからです。

耐水圧とは、防水性能です。雨が降ったときに内側に染みてしまうと、シュラフや荷物が濡れるばかりか、こどもたちにも大変な思いをさせてしまいます。

フライヤーやフロアの耐水圧は、2,000mmを基準に考えてください。フロアはできれば耐水圧10,000mmが理想です。

テントは、シーズン数回の使用であれば、10年単位で使える道具です。家族構成の変化、こどもの成長など、10年先を見越して、満足できる品を購入したいところです。

 

2. シュラフ(スリーピングバッグ)

シュラフ(スリーピングバッグ=寝袋)を選ぶポイントは、快適温度です。夏のキャンプであれば、10℃まで対応のシュラフであれば、大抵の状況に適応します。

一方、秋や春のキャンプでは、快適温度0℃や5℃のシュラフでないと、寒い思いをするケースがあります。

登山用などの高級品でなければ、それほど高価な品ではないので(1万円以下でも充分に手に入れられる)、必要に応じて揃えていけばいいでしょう。子供用サイズも販売されています。

安価なのは、中綿に化繊を使用しているシュラフです。その分、重くなり、かさばります。小型の車でキャンプに行く場合は注意が必要です。

軽量・コンパクトで暖かいのは、中綿にダウンを使用しているシュラフです。

 

3. マット

マットはとても重要です。テントは地面に直に設営するため、シュラフに入っただけでは、地面の固さや、冷たさがダイレクトに伝わってきてしまいます。安眠できなかったり、寒さに震えるハメになったり、翌朝に全身が痛かったり、良いことがありません。

リーズナブルで機能的にも申し分ないのが、銀マットです。地面の固さをかなり和らげてくれますし、地面の冷たさについてはほぼ完璧にシャットアウトしてくれます。

銀マットではちょっと格好悪いという場合は、キャンプ用品メーカーから、高密度ポリエチレンフォームを使用したマットレスや、インフレーターマット、エアーベッドなどが出されているので、チェックしてみてください。

こどもに安眠してもらうためにも、できればマットは良いものを揃えたいですね。