急に出かけることになった5月連休後半

【崖っぷちのドミノの“かたじけない!”・2】我が家はいつも急に出かけることになっています。今回は、5月連休後半で起きた出来事をiPhoneで撮影した画像と共に紹介します。

起床は朝5時半から

5月2日の夜、次女と妻があれやこれやiPhoneをみながら話してました。急に「お父さん明日、伊勢神宮まで日帰り」って言ってきたので、新幹線なら日帰りで行けるかもしれないけど、移動時間があるので、あまり自由な時間はなさそうだし、「前日に新幹線往復のチケット取るのは無理じゃない?」っていったら(自由席もないし)、「車でしょう」って真面目な顔して言うのでびっくり。すぐにマップをみせ、自宅から6時間程度、往復12時間かかることをみせてやりました。

切り替えが早い次女と妻は何やらiPhoneで検索(我が家は家族全員iPhone12ProMAX)「明日朝5時半起床!」と次女が言い出しました(長女と私は???)。「今度はどこに行くことにした?」って聞くと「“桜エビ”食べる」って言われ。よくよく聞いたら、清水近くのお店で「ご飯屋さくら」という店に行きたいとのことでした。

この店は由比の桜えび人気店だそうで、2015年4月に「食堂さくら屋」が店名を変えて「ごはん屋さくら」として移転開業しました。SNS上で「中々食べることができない」というコメントが多い人気店。娘はこの手のメッセージの検索が早く、今回も色々なコメントからこの店にしたようでした。

正直、私はあまりSNSでのコメントに今まで左右されないのですが、今回、店の混雑情報や道路状況などを2人の娘がリアルタイムにツイートなどを検索して、色々と教えてくれたのでドライブするにも結構役立つなあって思いました。

まあ、100歩譲って、車で2時間半ぐらいなので許せる範囲だし、オープンが10時半って書いてあるので了承しましたが、「何でそんなに早く起きるの?」って聞くと、そこの店はアッという間に整理券がなくなる店だから早朝に行くということでした。

場所は決まってから行動開始

府中から店まで、移動距離としてざっくり170km、中央高速・東名高速・バイパスを経由して行く経路で2.5時間。家族で外出することも年々減ってきたし、頑張って行くかってことになり、長女も最後は、そこまでおいしい定食なら行こうかということで落ち着きました。

この時点で夜の22時です。まあ日帰りなので、着替えなどはいらないので、前日の支度があまり必要ありませんが、とはいえ、少なくても事前に道順チェック、車に行って店の情報を入力してざっくりした時間などを調べると、睡眠に入るのが23時近くになります。

我が家はいつも、前日急に行くことになるので事前の準備があまりちゃんとできません。昔、長女が中学受験の5年生の夏休みに1日だけ休みがありました。長者がせっかくの休みだからどこかに行きたいと言い出しました。

その話も丁度、今回と同じ22時頃です。妻の決断で0時に出発。明け方6時過ぎに知多半島が見える場所に到着(物流のドライバーさんのような経験)。ここに来た理由は、次週(当時)に長女の社会科の試験が中部地方だったので身をもって地理を覚えさせるためでした。このように、急に名古屋日帰りをする家族なのです。おかげで今でも、電照菊の栽培等体が覚えています。

もう一つ、子どもたちが小学1年生と幼稚園生の時、府中から多摩川沿いの道をママチャリで子どもを後ろに載せ、川が海につながってることを羽田空港まで往復して経験させたこともあります。夏休みの早朝、妻が弁当を作りだし、急に自転車で移動したので途中まで行先や目的も分からず、大変な思いをしました。

帰りには子どもたちがずっと後ろの席で座っていたので、「立ちたい」(足をのばしたかった?)って泣いているのが今でも忘れられません。

さあ当日

話を戻すと、日が明けて5時半に起きて支度をして車で移動。7時30分には鮎川PAで一息。晴天に恵まれ、このペースで行けば、かなり早く着いてしまうのでどこか途中で寄ろうかとの話が出ましたが、とにかく無計画なので行きたいところがありません。それなら、まず店に行こうとなり、休憩は1回で走り続け、少し道に迷いながら店には8時20分に到着しました。

びっくりなのは、店の駐車場が残り2台だったこと。ギリギリの滑り込みです。確かに、早朝に移動したことは正解。ラッキーなのは到着して10分後の8時30分から整理券が配布され、8番目をゲットしたこと。これならオープン時に入れると思いきや多分11時過ぎに入店と言われてびっくりです。これから120分以上も、車の中で待つかとなり、海も近いから散歩しようかと8時30分過ぎから港を目指しました。

漁港なので浜辺はありません。高い防波堤があるだけでしたが、潮の香を感じながら1時間程度の散策。特に家族で話しながら歩くわけでもなく、各自、自由気ままに歩いた1時間でした。この時はまだ、ちょっと遅い朝ごはんを食べてゆっくり帰るだけと思っていたので、のびのびとして気持ちで散策していました。

やっと入店

散策から戻り、車で順番を待っている間でも次々と車が店にきていました。店はオープンしていないので、当然、満車です。何十組待ちという、気の遠くなりそうな整理券をもらい、その方々は別の場所で車を停めるか、どこかで時間をつぶして移動するかしかありません。

人気店で何かを食べるって、こんなに大変なんだと痛感しました。整理券の順番によっては、お腹がすいてない時間に食事となる可能性もあります。早いもの勝ちを実感しました。

11時過ぎにはお店に入り、やっと素敵な定食と対面です。桜エビの天ぷらで女性にはハート型の天ぷらが出るそうです。

満足したその後は?

早朝5時30分から約6時間かけて朝ごはんを食べた家族は「次どうするか?」となります。正直、この先を全く考えていませんでした。妻から「三保の松原って近いみたい」って言いだし、激込みの道路・長い列のパーキング待ちの後、13時30分過ぎにやっと三保の松原に到着、波の音を家族で聞いて富士山を海から愛でる初めての経験をしました。清水羽衣公園もきれいでした。三保の松原の散策もおすすめです。

さて、帰りたいけど……

午後はゆったりとしたので、早いけどのんびり帰路につけると思いましたが、行きに御殿場インター過ぎたのをみたと次女が言いだしました。まあ、御殿場より遠い所に行っているので当たり前ですが。

帰りも東名で戻るなら御殿場のアウトレットに寄りたいって話になりました。五月の連休で夕方でもきっとまだ混んでるからやめようよと言っても、決定権は女性軍にあり、仕方なく御殿場で途中下車、案の定アウトレットから1km近く離れたパーキングに駐車、送迎バスでアウトレットに行きました。

夕方、疲れた顔をした多くのお父さん(同志)を見かけました。いつもアウトレットだと、午前中は家族で一緒に行動、午後から各自で別れて買い物するのが暗黙のルール。なので、私は先に車に戻り仮眠しています。

しかし、今回送迎バスで移動するのでみんなの帰るタイミングも分からないし、夕飯も読めません。買い物だと俄然、元気を出す女性陣はきっと閉店時間まで頑張るだろうと思いましたが、今回は全行程を一緒に行動しました。結局、妻と次女が服を買う程度で長女と私は、ただ歩くだけの夕方。

この時点で、ほぼ16時間以上起きて行動しており、そろそろ限界。夕飯も、結局アウトレットでハンバーガーをテイクアウトして車の中で夕食となりました。

本日の行動メニューは(計画していないですが)全て終了。疲れ果てましたが無事に家に戻り長い1日が終わりました。

むりやりiPhone

iPhoneが続々進化し登場、ネットワークの回線スピードの上がり、回線の価格もある程度落ち着いてきた今では車のナビだけでなくリアルタイムに多くの情報を入手するデバイスとして定着しました。アウトレットでも各店舗のアプリを活用、昔は沢山あったアウトレットの紙の地図も今は少なくなり、PDFのMAPをスマホで見ることに変化しています。

曖昧な情報に振り回されてはいけませんが、でも情報がないと生活に困る世の中になったのかなって思いました。今回はここまでで、かたじけない……(崖っぷちのドミノ)

崖っぷちのドミノ

1960年3月生まれ。現在64歳で会社員人生はあとわずかの管理職です。部下の多くは女子で娘が大勢いる感じ。中学、高校とブラスバンドでパーカッション担当。その時代の当たり前の流れで同級生とバンド結成し、大学、社会人1年生ぐらいまで活動したドラマー。就職は独立系ソフト会社に入社。その後、気づいたら汎用機の開発技術者を13年間経験、その後、今の会社に入社。