199X年、世界は核の炎につつまれた!!
海は枯れ、地は裂け…あらゆる生命体が絶滅したかにみえた…
だが…人類は死滅していなかった!
荒廃した世界を舞台に、伝説の暗殺拳「北斗神拳」伝承者・ケンシロウが死闘を繰りひろげる『北斗の拳』。TVアニメ放送30周年となる今年、デアゴスティーニから 隔週刊『北斗の拳DVDコレクション』が創刊。6月1日には新宿の紀伊國屋書店で記念イベント“世紀末書店”が開催された。今回はその様子をレポートしたい。
新宿のどまんなかでバトルが勃発!
当日は晴天に恵まれたこともあって、紀伊國屋書店 新宿本店の前にはたくさんの人が集まった。午後1時のイベント開始と同時に、世紀末ファッションに身を包んだ“Z”(ジード/第1話に登場した盗賊団)のザコキャラクターたちがイベント会場を襲撃。
「こんなお上品な本屋は嫌いなんだよぉ~!」などと叫びながら販売員を押しのけ、ステージを占拠してしまった。本職の役者やプロレスラーが演じていただけあり、ザコといってもなかなかの迫力だ。
そこへ背後から「待てぃ!」と現れたひとりの男。"北斗の拳芸人"として知られるお笑いコンビ、キャベツ確認中のしまぞうさんがケンシロウに扮した姿だ。
しまぞうさんが襲いかかるザコたちを北斗神拳(のようなもの)で追い払った後は、相方のキャプテン★ザコさんとのステージが始まった。
ステージでの出し物は「世紀末ショートコント」「世紀末クイズ」など、どれも『北斗の拳』にちなんだ名前。「世紀末クイズ」は会場のお客さんも参加する形式で、ザコキャラの有名な断末魔「ひでぶっ!」「あべしっ!」、そして新たに加わった「であごっ!」の3種類から、「であごっ!」と叫ぶザコを探し当てる運だめしゲームだ。
白昼の新宿で行なわれる物珍しいイベントに足を止める人も多く、会場を取り囲む客数はかなり膨れ上がった。スタッフが紀伊國屋書店前の道で交通整理する一幕もあった。