エドガー・ライトが降板して監督不在になっているマーベルのスーパーヒーロー映画『Ant-Man』で、次の候補に挙がったアダム・マッケイも、オファーを断ったことがわかった。

マッケイは、『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事〈デカ〉!』『バチェロレッテ -あの子が結婚するなんて!-』などコメディのヒット作で知られる監督。ライトが先月23日に降板を発表し、その週末にマーベルはマッケイと話し合いを始めたが、マッケイは自分には向かないと判断したらしい。マッケイはツイッターで、マーベルの人々と会ったことを認め、「それはうれしかったけれど、僕にはほかに約束しているプロジェクトがあるので、無理だと思う」と報告している。

ライトは2006年から『Ant-Man』に関わっていたが、マーベルと映画の方向性で意見が食い違い、7月末の撮影開始を前に、降板を発表した。マーベルは、当初の予定どおり、来年7月17日の北米公開を目指しており、監督の決定を急いでいる。

文:猿渡由紀