株式会社メニコン(本社:名古屋市中区葵三丁目21番19号、代表執行役社長 COO:川浦康嗣)は、グリーンインフラ事業に参入するため、一般社団法人鳴尾ゴルフ倶楽部(兵庫県川西市西畦野字金ヶ谷1−4 以下、鳴尾GC)が作出した改良日本芝 「ナルオターフ(R)」(品種名:NARUO1920:品種登録出願番号:37061)の生産を開始したことをお知らせいたします。
当社は自社開発酵素等を使用した循環型農畜産業に貢献する資材の開発・生産・販売を手掛けており、環境負荷低減につながる事業の拡大を目指しております。その中で、環境緑地化に貢献する新たな製品として、ナルオターフ(R)の量産化及び販売に向けた取り組みを進めています。

「ナルオターフ(R)」は、鳴尾GCのゴルフコース内にある1番グリーンより発見された日本芝であり、一般の家庭に流通している従来品種の芝生よりも葉幅が細く、緻密な芝生を形成するため、非常にきれいな景観緑地造成が可能となります。また、横方向へ延びる特性が優れている一方、縦方向への延びが抑制される特性により、芝刈り作業がほぼ不要となる緑地管理が可能な品種として期待されます。
さらに、従来品種よりも緻密さに優れており、ゴルフコース上のホール最終エリアに存在するパッティンググリーンや景観性の求められる緑地において有用と考えられます。その場合、芝刈り作業を行うことで、非常に高い景観性を維持することができます。その際の芝刈り後の残渣量は、従来品と比べて5分の1程度となり、緑地管理の廃棄量を大幅に減らすことが可能となります。
今後、緑地造成に加えてメンテナンスを考慮した持続可能な緑地創生によって環境緑化を推進していくことで、カーボンニュートラルへの寄与やヒートアイランド現象の緩和につながることが期待されます。

グリーンインフラ事業への参入は、サステナビリティ方針として掲げている事業を通じて地球環境や社会の課題に対する新しい価値を創造し、社会の発展に貢献することにつながります。

メニコンは、今後もステークホルダーとの共創を通じてサステナブルな商品、サービスの開発や提案に取り組み、持続可能な社会の実現を目指します。

品種:陶器ポット苗(左:ナルオターフ(R) 右:従来芝)


メニコン本社屋上緑地

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ