株式会社学情(本社:東京都中央区)は、20代の仕事観や働く意識をひも解くために、アンケート調査を実施しました。今回は、「就職活動と転職活動の違い」に関して調査。新卒での就職活動と比べて、重視するようになったことや、企業を選ぶ視点に「変化があった」と回答した20代が79.8%でした。新卒の就職活動と比べて、重視するようになったこと1位は「仕事内容」。2位の項目は職歴の有無によって回答が分かれており、職歴がある20代は「自分自身の今後のキャリアビジョン」、職歴がない20代は「休日のとりやすさ・残業時間」でした。


【TOPICS】
(1)就職活動と比べて、重視することや企業を選ぶ視点に変化があったと回答した20代が約8割
(2)新卒の就職活動と比較して、重視するようになったことは「仕事内容」が最多
(3)転職先の企業で働きたい年数は、「できるだけ長く働きたい」が63.5%で最多

【調査の背景】
終身雇用が当たり前ではなくなりつつある今、働き手による主体的なキャリア形成への関心が高まっています。20代の中には、新卒での就職を「ファーストキャリア」と表現する人もいます。転職への関心が高まるなか、就職活動と転職活動では企業選びの視点に変化があるのか調査しました。

(1)就職活動と比べて、重視することや企業を選ぶ視点に変化があったと回答した20代が約8割



 新卒での就職活動と比べて、重視するようになったことや、企業を選ぶ視点に「変化があった」と回答した20代が79.8%に上りました。約8割の20代が、就職活動のときとは異なる視点で企業を選んでいることが分かります。

(2)新卒の就職活動と比較して、重視するようになったことは「仕事内容」が最多



 新卒の就職活動と比べて、重視するようになったこと1位は「仕事内容」。2位の項目は職歴の有無によって回答が分かれました。職歴のある20代は「自分自身の今後のキャリアビジョン」、職歴のなない20代は「休日のとりやすさ・残業時間」と回答しています。さらに職歴がある20代の回答結果を細かく見ていくと、社会人経験3年以上の「ヤングキャリア」で4番目に回答が多かった、「年収や昇給・昇格ペース」(31.5%)は、社会人経験3年未満の「第二新卒」よりも4.7ポイント高くなっています。第二新卒で6番目に回答が多かった「企業文化・社風」(21.4%)は、ヤングキャリアよりも11.2ポイント高い結果となりました。「年収や昇給・昇格のペース」をや「社風やカルチャーフィット」は、社会人経験年数の長さによって、重視する度合いが異なることが分かります。

(3)転職先の企業で働きたい年数は、「できるだけ長く働きたい」が63.5%で最多



 転職先の企業で働きたい年数は、「不満が特にない限り、できるだけ長く働きたい」が63.5%で最多。転職先の企業で、長く働くことを希望する20代が6割を超えました。一方、次いで回答を集めたのは、「4~5年ほど」10.2%、「2~3年ほど」9.0%となっています。転職先の企業で働きたいと考える人が多い一方、転職を重ねることでキャリア形成を図ることを予め考えている人も一定の割合でいることが分かります。

■調査概要
・調査期間:2024年8月1日~2024年8月16日
・調査機関:株式会社学情
・調査対象: 20代就職・転職希望者(20代専門転職サイト「Re就活」/Webメディア「20代の働き方研究所」のサイト来訪者)
・有効回答数:315件
・調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合があります。

■株式会社学情とは
株式会社学情は、「つくるのは、未来の選択肢」をパーパスに、20代社会人・学生の転職・就職を支援するサービスを提供しています。一貫してキャリアの起点となる「初めての転職」「就職」を支援。これからを担う世代にひとつでも多くの選択肢を示すことで、働き手・企業・社会の未来に貢献していきます。
[東証プライム上場・経団連加盟企業/主な提供サービス:20代専門転職サイト「Re就活」、スカウト型就職サイト「あさがくナビ」、合同企業セミナー「転職博」「就職博」、転職エージェント「Re就活エージェント」]
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