東日本大震災発生から9日後、宮城県石巻市で救助された高校生と、救助に当たった宮城県警本部長、河北新報にて救助を報じた記者によるクロストークを行います。
■登壇者
竹内 直人さん(NPO法人災害時警友活動支援ネットワーク 代表理事 / 当時・宮城県警察本部長)
佐藤 崇さん(河北新報社 編集局編集部長 / 当時・河北新報社記者)
阿部 任(公益社団法人3.11メモリアルネットワーク 職員 / 当時・高校生)
進行/中川 政治(公益社団法人3.11メモリアルネットワーク 専務理事)
■内容
東日本大震災から9日後に「奇跡の救出」と報じられた、当時の高校生のエピソードを中心に、その救助活動にあたった宮城県警本部長(当時)竹内直人さんと、救出を「奇跡」と報じた河北新報記者(当時)佐藤崇さん、そして当事者である阿部任の、三者それぞれの視点から当時を振り返ります。
<それぞれの3.20>
◆ 報道できたことの安心感。今思えば報道が当事者を傷つけたか?
◆ 絶望的な救助活動の状況下での「奇跡性」の意味
◆ 当事者が抱えた「9日目の奇跡」とのギャップ
3名からの発表後、相互の質問、会場へ来訪された方々との意見交換の時間を設けています。
9日後の救出劇をご記憶の方も多いかと思います。”3.20”の一つの出来事を中心に、一人ひとりにとって、災害時にとるべき行動や、災害の前に準備できることについて、改めて考えていただける機会とします。
■開催概要
日時:令和6年9月22日(日)13:30~15:00 (90分)
会場:石巻南浜津波復興祈念公園 みやぎ東日本大震災津波伝承館「思い致す場」参加無料/申込不要
主催:公益社団法人3.11メモリアルネットワーク
協力:国土交通省東北地方整備局東北国営公園事務所
石巻南浜復興祈念公園参加型運営協議会伝承部会
補助:みやぎ地域復興支援助成金
3.11トークセッション(旧 県内語り部プロジェクト)は、公益社団法人3.11メモリアルネットワークが開催する催しです。令和6年度に6回、複数の語り手によるトークセッションを開催予定で、9月22日はその第2回目です。宮城県内の伝承団体・語り部の方々を招聘し、来訪者が県内各地の被災の実情・教訓に触れて学びを深めるとともに、伝承者の相互理解を深めることを目指し、定期的な公開講話の機会を設けています。
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