日本のアーティスト、坂口十里と清水柚月がミラノメトロ博覧会で新作を展示し、伝統と革新を融合させた現代的な日本の美学を披露します。


坂口十里は、現代技法を用いて中国水墨画に革新をもたらすことが多く、2024年のシリーズ作品「人工水域I(Artificial Waters I)」を発表しています。

嵩嶋画廊(かさしま ギャラリー)は、10月26日に開催されるミラノメトロ博覧会(Expo Metro Milan)において、日本の芸術家坂口十里と清水柚月の新作を堂々と発表します。この展覧会は、現代日本芸術の融合と革新を示すだけでなく、観客に独特の東洋美学を味わえる芸術の饗宴を提供します。
世界各国から300人以上の優れたアーティストが集まります。MundoArti誌で紹介されたスペインの画家Aitor Ramos、歌手グループSaultsのスタイリングを手がけたフランスのスタイリストAmaryllis Joskowicz、Siena Photography Awardsを受賞したイタリアの写真家Giusy Baffiなども参加します。
7歳から書道と漢字を練習し始めた坂口十里は、中国の水墨画を特に愛し、その中に革新と変化を加えることを好みます。彼は、潤色、統染、暈染、渲染などの色彩技術を駆使し、独自の視覚言語と現代技法を用いて、伝統的な芸術の限界に挑戦しています。彼の作品は、技法の革新だけでなく、感情表現にも深みを持ち、日本美学のエッセンス、中国伝統の哲学、現代アートの革新が融合し、鮮やかな東洋の特徴と個人のスタイルを示しています。
「中国水墨画は、中国芸術の代表的なクラシックですが、水墨画は必ずしも山水を描くものではなく、水彩や油絵、アクリルのように自由に表現することができます。」と坂口十里は語ります。彼は、嵩嶋画廊がミラノメトロ博覧会への招待をしたことを喜びとし、この機会が水墨画の革新を示す貴重な場であると感じています。彼は、この展覧会を通じて、水墨画の多様性と現代化の可能性をより多くの観客に示し、世界中のアーティストと交流し、さらなるインスピレーションと創造性を得ることを期待しています。

清水柚月の作品「翠山夜韻(Nocturne of the Green Mountain)」は、アクリル絵の具を使用して山と星空の美しいイメージを表現しています。

一方、清水柚月は、清新で繊細な画風で知られており、作品は自然からインスピレーションを得ています。彼女の作品は、微妙な色彩と細やかな筆致を通して、自然景観や人間の感情を表現するのが特徴です。自然界の微細な変化を捉え、色彩の巧みな使い方を通じて、繊細な色のグラデーションと光と影の効果を描き出し、静寂で深い美しさを表現します。彼女の作品は、現代日本芸術の柔らかさとインスピレーションを示すだけでなく、観客を詩的で想像力に満ちた芸術の世界へと誘います。
「自然には無限のインスピレーションと感情が秘められています。星一つ、光の影一つが、私たちの心の奥深くに共鳴を引き起こします。私の作品は、自然の美しさを表現するだけでなく、その中に潜む生命力と感情の流れを感じ取ってもらいたいです。」と清水柚月は言います。「ミラノメトロ博覧会は、国際的なアーティストと交流する貴重なプラットフォームであり、日本芸術の独特な魅力を示す絶好の機会です。世界中のアーティストと共に、さらなる芸術の可能性を探求することを楽しみにしています。」
日本からの坂口十里と清水柚月は、東洋の特有の調和美を持ち、台湾からのアーティストは中国の伝統書画技術を精巧に習得しています。アジアの作品は、哲学と禅の意味に満ちており、近年、芸術界やメディアの注目を集めています。
サザビーズマガジンの2022年の報告によると、アジアは北米やヨーロッパを超え、世界最大のアート市場となり、世界の取引額の約36%を占めています。翌年、サザビーズマガジンはさらに、アジアの芸術界が世界で最も刺激的で影響力のある芸術界の一つになっていると述べ、アジアのアート市場のグローバル化が進んでいることを強調しました。ミラノメトロ博覧会は、今年のヨーロッパで最も期待される芸術展覧会の一つであり、アジアのアーティストの参加は、このイベントに東洋芸術の独特な魅力を加え、ヨーロッパの観客に新しい芸術的視点を提供し、芸術のトレンドに対する深い考察を刺激することでしょう。
【ミラノメトロ博覧会 詳細】
会場名:Piazza San Carlo(サン・カルロ広場)
住所:Piazza San Carlo, 20122 Milano MI, Italy
問い合わせ電話番号:+886-3-350-8789
展覧期間:10月26日(土)から10月27日(日)まで
入場時間:午前7時から午後11時まで広場で無料公開
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