「日本民間放送連盟賞」は、質の高い番組がより多く制作・放送されることを促すとともに、CM制作や技術開発の質的向上と、放送による社会貢献活動等のより一層の発展を図ることを目的に、民放連が1953年に創設した賞である。
今年の日本民間放送連盟賞では、東海テレビが制作した「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」が番組部門(テレビドラマ)で、「ひまわりと登山靴」が番組部門(テレビ報道)で、「公共キャンペーン・スポット/#ハタチ #学生 #いま」がCM部門(テレビCM)でそれぞれ「優秀賞」を受賞した。 また、東海テレビが開発した「市販のマイク付きBluetoothイヤホンをインカムヘッドセットとして使用するための変換装置」が、技術部門で技術奨励賞を受賞した。
尚、受賞したそれぞれの作品内容は下記の通りです。
【番組部門(テレビドラマ)優秀賞】「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」
<作品概要>
このドラマの主人公は、世間の古い常識・偏見で凝り固まったひとりの中年男・沖田誠(51)。
家族からは「堅物」と嫌われ、デリカシーのないその言動は会社の部下からも敬遠されている。
だが、彼は彼なりに自分の信じる道を突き進んできた。それが「たった一つの正解」だと信じて―――
そんな彼に転機が訪れる。 高校生の息子が3か月前から引きこもってしまったのだが、家に連れてきた友人がゲイだと分かり、誠は反射的にその友人を否定してしまう。 そんな誠に息子が告げたひと言に誠はショックを受ける。 「僕は……お父さんみたいな人には絶対なりたくない!!」 家族がいるから、満員電車にも日々の仕事にも踏ん張れた。なのに…… 愛する息子に全否定された誠は落ち込む。俺だって好きでこんな自分になったんじゃない―――
そんな誠に、息子の友人・大地がある提案をする。 「お父さん、俺と友達になれませんか?」
偏見だらけのアラフィフのおっさんに、二回り以上年下のゲイの友達ができたことで、彼の「常識」がアップデートされていく!愛する家族のため、そして、周囲の愛すべき仲間たちのため、 誠の奮闘劇が始まる!
<出演者>
原田泰造
中島颯太(FANTASTICS)
城桧吏
大原梓
東啓介
渡辺哲
松下由樹
富田靖子 ほか
<スタッフ>
原作/練馬ジム(LINEマンガ)
脚本/藤井清美
演出/二宮崇・室井岳人・加治屋彰人
【番組部門(テレビ報道) 優秀賞】「ひまわりと登山靴」
<作品概要>
愛知県一宮市の所清和さんは、2014年の御嶽山噴火で息子・祐樹さんを失った悲しみに暮れる中、遺品のカメラに刺さったままのSDカードを見つける。中には、恋人と笑顔で御嶽山を登る息子の姿が残されていた。振り返ってみると、息子について知らないことばかりだったことに気づく。登山を好きだったこと、そして、結婚を前提に付き合っていた恋人がいたことも…。そこから、亡くした息子を探す旅が始まった。
<スタッフ>
ナレーション/宮本信子
音楽/村井秀清
音楽プロデューサー/岡田こずえ
音響効果/久保田吉根 江崎健大
撮影/櫻井祐介
音声/伊藤紀明 野瀬貴弘
TK/石川敏江
タイトル/中山篤史
CG/松井裕哉
編集/高見順
ディレクター/足立拓朗
プロデューサー/阿武野勝彦・土方宏史
【CM部門(テレビCM) 優秀賞】 「公共キャンペーン・スポット/#ハタチ #学生 #いま」
<作品概要>
世の中が目まぐるしく変化する今、「イマドキの若者」と称されるZ世代の当事者は、日本の社会や未来に何を感じているのか。「テレビを見ない」というハタチの目線から世の中を見つめ直してみようと、社会問題と向き合う10人の学生に密着した。
就活、世代間ギャップ、戦争、震災… ハタチの学生がそれぞれの悩み(=社会問題)と真剣に向き合う様子を取材し、「イマドキの若者」と一括りにはできない、いまを生きる彼らの目線から映し出された社会を表現している。
これからの日本を担う、ハタチの学生たちの未来は明るいのか。彼らが世の中に対して感じる想いや葛藤から、テレビは、世間は、どんなメッセージが汲み取れるのか。
<スタッフ>
プロデューサー/土方宏史
ディレクター/高木日菜乃
編集/高見順
撮影/中根芳樹
録音/太田泰介
VE/飯澤康平
サウンドデザイン/宿野祐
TK/清水雅子
クリエイティブディレクター・コピーライター/都築徹
アートディレクター/平井秀和
【技術部門 秘術奨励賞】「市販のマイク付きBluetoothイヤホンをインカムヘッドセットとして使用するための変換装置を開発」
<装置の概要>
Bluetoothイヤホンをヘッドセットの代わりに使用できるシステムを考案。インカムキーパネルのヘッドセットコネクタに本機器を挿すだけでBluetooth機能を付与できる仕様で、メーカーや機器の制約を気にせずに利用でき、柔軟性が高く便利になった。また、イヤホンボタンを使ってTALK ON/OFFを切り替えられるため、セッティングがスムーズに行え、現場での利便性が大幅に向上した。
<スタッフ>
開発担当者/梅村允康
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