『アナと雪の女王』の恋は”昼ドラ”みたいな展開!?
――『アナ雪』では、なんとハンス王子の裏切り行為があってビックリしました。
K子「これまでは、悪役は最初から悪役だったので、かなり画期的な設定だった。ハンスが登場した時から、なんとなくアナは彼には行かない気がしていたけど、まさか悪役だったのか…と。ショッキングだった」
ハンス王子は出会ってすぐLINEとかの交換を迫りそう…
Y子「現代にたとえると、ハンス王子って、食事の席で出会ってLINEとかを交換する簡単な相手なのかなと思う。あまりよろしくない男性というか。でもクリストフは、親身になってアナの話を聞いてくれるから、ああいう友達が欲しいという声が周りに多くて…」
T子「王子がより身近になった。架空の人ではなく、友達みたいな、一緒にいて安心できる人現像になったのかな」
K子「ソリの上で、クリストフとアナが話す会話もかなり現実的な内容で面白い。こういうのがディズニー映画で見られるなんて新鮮。観客の目線に近づいている感じはする」
――『アナ雪』も『マレフィセント』も、最終的に男女における真実の愛で終わるという展開にはなっていません。時代の流れかもしれないですが、あの展開についてはどう感じましたか?
K子「エンディングが新鮮だったと思ったのと同時に、それじゃあ身も蓋もないなと思う気持ちもあった(苦笑)。それはそれですごく面白いし、私は妹がいるので、姉妹愛みたいなところもぐっときたけど……。でも、これまで王道のプリンセスものを見てきたから、ちょっとさみしい気もした。劇場から出た時、満足していた自分もいたけど(笑)」
Y子「最近、ハンス系男子が多い気がします。薄っぺらくて、ぺらっぺら。適当に合わせてくる感じの男性が。
『プリンセスと魔法のキス』とか『塔の上のラプンツェル』って、女の子の夢の中に、たまたま紛れ込んだ王子が、結局同じ夢を見て好きになるというイメージがあった。でも『アナ雪』だと、お前に合わせてやるよ、みたいなハンス王子がかゆいし、ちょっと違うなと思う」