
映画『ホットロード』のブルーカーペットイベントおよび完成披露試写会が13日に開催され、能年玲奈&登坂広臣(三代目 J Soul Brothers)をはじめ、鈴木亮平、太田莉菜、竹富聖花、落合モトキ、木村佳乃らが出席した。
紡木たくが「別冊マーガレット」に1986年より連載し、集英社の少女漫画として史上最速で100万部を記録した人気漫画の映画化。和希と春山という孤独を抱えるふたりが寄り添い、互いの心のすきまを埋め合うさまを瑞々しく描き出す。
この日の午後、新宿の大通りを封鎖して、伊勢丹前に66メートルのブルーカーペットを敷きつめ、その上を能年らが歩き、約3千人のファンの歓声を浴びた。その後、場所を新宿ピカデリーに移して完成披露試写会を前に舞台あいさつを実施。
能年は、緊張した面持ちで「原作の空気を大切に演じました」と語り、映画初出演となる登坂も「全力で挑ませていただきました」と言葉に力を込めた。
この日は、能年の21歳の誕生日だったが、舞台あいさつには、能年にはサプライズで母親役を演じた木村が特製ケーキを携えて駆けつけた。これには能年も「メチャクチャ興奮してます!」と驚愕。会場全体で能年を祝福した。
能年は大人気漫画の映像化ということで「多くのファンに愛されている作品であり、その方たちを裏切らないようにという思いもあり、プレッシャーも感じながらしっかりやらなきゃと臨んだ」と“覚悟”を明かした。
そんな能年にとって、木村や登坂の存在は大きな助けになったよう。「木村さんは、コチョコチョとくすぐって緊張をほぐしてくれました。初めてお会いしたときも『似てるね! 親子に見えるね、大丈夫!』と言って下さり、衝撃を受けましたがホッとしました」と笑顔で述懐。
登坂についても、和希が春山を殴るシーンに触れ「(登坂に)『大丈夫?』と聞いたら『思い切り来てください!』と言ってくださってありがたかったです。結構痛かったと思います」と感謝の思いを口にする。登坂は「思い切り来てくれたことで自分の中のものが引き出されたと思います。(能年に殴られるのが)キライじゃないなと思った(笑)」と“M”気質を告白し、客席は笑いと歓声に包まれた。
『ホットロード』
8月16日(土)全国公開