~全国金融機関との連携強化と資産形成機運の高まりを受け急拡大~

「福祉はぐくみ企業年金基金」(以下、「はぐくみ企業年金」)を中心に企業年金・退職金制度の導入・設計をサポートする株式会社ベター・プレイス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:森本 新士、https://bpcom.jp/、以下、ベター・プレイス)は、2023年10月から2024年9月までの1年間における「はぐくみ企業年金」の新規契約社数が2,014社となり、前年(2022年10月~2023年9月)の1,060社と比較し190%の契約数となったことをお知らせいたします。

「はぐくみ企業年金」は、主に福祉業界で働く方の将来の資産形成を支援することを目的として、2018年に確定給付企業年金法に基づき発足した企業年金基金です。
保育・介護等を含めた計6の業界団体から推奨基金として認定されているほか、大手地方銀行をはじめとした金融機関との連携強化により、今日では福祉業界にとどまらず全国の中小企業に幅広く導入いただいております。

全体として確定給付企業年金の制度数・加入者数は減少傾向にある中*¹、「はぐくみ企業年金」は多くの中小企業経営者から支持され、1年間の新規契約社数が2,000を超え、契約数を伸ばし続けています。

*¹(出所)
企業年金連合会 企業年金に関する基本統計
https://www.pfa.or.jp/activity/tokei/nenkin/index.html
厚生労働省 公的年金と私的年金の現状と課題について(2023年)
https://www.mhlw.go.jp/content/10600000/001177171.pdf




■新規契約社数急増の背景
当社は全国の金融機関と業務提携およびビジネスマッチング契約を締結し、金融機関を通じて「はぐくみ企業年金」を全国の中小企業へ案内しています。今年8月には、22行目となる金融機関との連携を実現し、地方の経営者にも企業年金が従業員の資産形成を支援する有効な手段であるという認識が一層広がりました。そして、現在のインフレ状況により、資産形成への意識が高まったことも、普及の要因と考えられます。

その他の要因としては、当社が開発した企業年金DXシステム「はぐONE」により、煩雑な企業年金の事務手続きをDX化することで、導入にかかる企業のコスト・事務負担を抑えることができる点が挙げられます。
さらに、「はぐくみ企業年金」を導入した企業における従業員の平均加入率は70%*²を超えており、他の福利厚生制度の利用率に比べて高い数字*³となっています。企業が従業員の資産形成を福利厚生として支援することで、従業員のエンゲージメントおよび定着率の向上が期待できます。
これらの点において多くの経営者からご評価いただき、数多くの新規契約につながったと考えています。

今後も当社は、法人および従業員双方にとって使いやすく安心できる仕組みで資産形成をサポートし、働く方々のウェルビーイング向上に貢献してまいります。

*² 平均加入率算出根拠
 期間:直近1年(2023年10月~2024年9月)の導入法人(1,602法人/1,665事業所)
 加入者数:実加入者/対象者数(被保険者数のうち加入できると判断された人数)
*³ 他の福利厚生制度の利用率との比較(出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「企業における 福利厚生施策の実態に関する調査―企業/従業員アンケート調査結果―」(2020年7月))
■ 中小企業における企業年金制度の整備状況について
日本の全企業数のうち、中小企業数は99.7%、中小企業で働く従業員数は69.7%*⁴と非常に多い中、100名未満の従業員規模の企業で退職年金制度がある会社はわずか16%*⁵にとどまっています。

「はぐくみ企業年金」をご利用いただくことで、より多くの中小企業が企業年金制度の恩恵を受けられるよう、さらなる普及拡大を目指します。




(出所)
*⁴独立行政法人中小企業基盤整備機構 (2021年6月)
https://www.smrj.go.jp/recruit/environment.html
*⁵厚生労働省 公的年金と私的年金の現状と課題について(2023年)
https://www.mhlw.go.jp/content/10600000/001177171.pdf

■「はぐくみ企業年金」について
現在我が国は、人口減少と超高齢化による「就労人口の減少」が進み、慢性的な人手不足の現状があります。また、若年労働者が企業を退職する理由は経済的な理由が最多*⁶であり、働く世代の老後の不安の第一位は「お金」*⁷となっています。
勤務する企業規模や居住する地域によって生じている経済格差、これは将来の資産形成、老後資金にも大きく影響しています。私たちは、中小企業とそこで働く方を支えるため、企業にも労働者にもメリットがある企業年金制度「はぐくみ企業年金」の導入を推進しています。

「はぐくみ企業年金」は厚生年金被保険者であれば、従業員(非正規雇用含む)でも役員でも加入可能な確定給付企業年金(DB)で、事業主側はコストを抑えながら企業年金・退職金制度を構築することができます。企業年金・退職金制度の充実が従業員満足度向上・離職率低下につながることから、特に人手不足が深刻化している福祉業界において、人材定着をはかるための福利厚生のひとつとしてご好評いただいています。

従業員側のメリットには、難しい投資の知識が不要で、元本が保証されていることがあげられます。また、原則60歳以上にならないと受け取りができない企業型DC(企業型確定拠出年金)やiDeCo(個人型確定拠出年金)に比べて、年金として受け取れるほか、退職時や休職時、育児・介護休業時にも受け取ることが可能なため、育児や介護を将来に控える従業員から厚い支持を集めています。
現在、導入法人の98%が従業員300名以下の中小規模法人*⁸で、そのうち4割超の法人が福祉・医療・教育関連*⁹となっております。

サービス紹介サイトURL:https://bpcom.jp/hagukumikikin/
 
(出所)
*⁶厚生労働省 平成30年若年者雇用実態調査の概況
 https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/4-21c-jyakunenkoyou-h30_gaikyou.pdf
*⁷金融庁 金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」2019年6月
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603.html
*⁸厚生年金被保険者数記録のある2018年4月~2023年9月現在までに契約・導入した1643法人が対象
*⁹2018年4月~2023年9月現在までの実績  







※事業所・加入者数:2024年9月末時点
※平均本人掛金:2024年9月末時点
※平均加入率算出根拠
 期間:直近1年(2023年10月~2024年9月)の導入法人(1,602法人/1,665事業所)
 加入者数:実加入者/対象者数(被保険者数のうち加入できると判断された人数)
■株式会社ベター・プレイス
私たちは「ビジネスを通じて、子育て世代と子どもたちが希望を持てる社会をつくる。」という企業理念を掲げ、富裕層ではない一般の人たちが「お金の心配なく」「自分らしく働ける」社会を目指しています。

エッセンシャルワーカーや中小企業従業員の多くは、世の中を支える大切な仕事をしているにもかかわらず、大企業で働く人々と比べて所得水準が高くありません。また、勤務先に企業年金・退職金制度が設けられていないことが多いため、その恩恵を十分に享受できていません。

将来のお金の心配を抱えることは、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の低下や、子どもを望んでも安心して生み育てることができない心理状態につながります。

将来への「希望格差」ーベター・プレイスは、この課題を解決するために事業活動を行っています。


<主なサービス>
企業年金DXシステム「はぐONE」の提供
「福祉はぐくみ企業年金基金」企業年金・退職金制度導入設計・サポート
企業型確定拠出年金導入設計・サポート

<会社概要>
会社名:株式会社ベター・プレイス
所在地:東京都新宿区四谷坂町9-9 三廣ビル9F
代表者:代表取締役社長 森本 新士、 代表取締役COO 古市 成樹
設立: 2011年10月17日
URL: https://bpcom.jp/


【採用情報】
当社では、私たちと一緒により素晴らしい未来を作り上げていく仲間を募集しています。
少しでもご興味がございましたら、お気軽にご連絡ください。
採用情報はこちら: https://bpcom.jp/recruit/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ