適切な管理会計に「経営判断の迅速化」の利点ありと半数以上が回答

株式会社SMB(所在地:愛知県知多郡東浦町、代表取締役社長: 廣瀬 修)は、従業員数100名未満の経営者を対象に、経営者が抱える管理会計の課題に関する調査を実施しました。

管理会計について課題があり、悩んでいる経営者もいるのではないでしょうか。

適切な管理会計は企業の健全な運営と成長に役立ちますが、実際には様々な要因により満足できる管理会計ができていないことがあるようです。

そこで今回、株式会社SMB(https://www.smb-inc.co.jp/)は、従業員数100名未満の経営者を対象に経営者が抱える管理会計の課題に関する調査を行いました。

調査概要:経営者が抱える管理会計の課題に関する調査
【調査期間】2024年9月30日(月)~2024年10月1日(火)
【調査方法】PRIZMA(https://www.prizma-link.com/press)によるインターネット調査
【調査人数】1,016人
【調査対象】調査回答時に従業員数100名未満の経営者と回答したモニター
【調査元】株式会社SMB(https://www.smb-inc.co.jp/
【モニター提供元】PRIZMAリサーチ

管理会計について経営者の3割以上が理解していないと回答
まずはじめに、「管理会計」と「財務会計」の理解度についてうかがいました。



【管理会計】
完璧に理解(18.1%)
ある程度理解(49.7%)
聞いたことはあるが、あまり理解していない(18.4%)
全く理解していない(13.8%)

【財務会計】
完璧に理解(17.8%)
ある程度理解(52.7%)
聞いたことはあるが、あまり理解していない(18.2%)
全く理解していない(11.3%)


「完璧に理解」と「ある程度理解」を合わせると、管理会計について6割以上の方が、財務会計については7割以上の方が理解ができていることが明らかとなりました。

財務会計に比べると、管理会計の理解がやや不足している傾向にあり、「全く理解していない」割合も僅かながら大きいことが明らかとなりました。
では、月間の売上や粗利についてはどの程度把握しているのでしょうか。



「月間の売上/粗利に関してどの程度把握できていますか?」と質問したところ、『数値化をして完璧に把握している(27.8%)』『ある程度数値化をして把握している(43.6%)』『数値化はしていないが感覚的に把握している(17.6%)』『あまり把握していない(6.0%)』『まったく把握していない(5.0%)』という結果になりました。

「数値化をして完璧に把握している」と「ある程度数値化をして把握している」を合わせると、7割以上の方が数値化して売上・粗利を把握していることが明らかになりました。一方で数値化をしていない方や、把握をしていない方も一定数いるようです。

では、どのようにして売上や粗利を管理しているのでしょうか。

「会社ではどのようにして売上や粗利を管理していますか?(複数回答可)」と質問したところ、『会計事務所に依頼(33.4%)』と回答した方が最も多く、次いで『Microsoft Excelなどの表計算ソフト(29.5%)』『クラウド型会計(17.8%)』という結果になりました。

3割以上の方が会計事務所への依頼をしているようですが、エクセルやクラウド型ツールも活用している回答も寄せられていることから、自社でも売上や粗利を管理している傾向が明らかになりました。

次に、月間の売上や粗利の把握状況ごとに「管理会計」導入の有無についてうかがいました。



【数値化をして完璧に把握している】
導入している(49.6%)
導入していない(50.4%)

【ある程度数値化をして把握している】
導入している(36.6%)
導入していない(63.4%)

【数値化はしていないが感覚的に把握している】
導入している(27.9%)
導入していない(72.1%)

【あまり把握していない】
導入している(16.4%)
導入していない(83.6%)

【まったく把握していない】
導入している(5.9%)
導入していない(94.1%)


売上や粗利を正確に把握している企業ほど、管理会計の導入に積極的である一方、数値化ができていない企業ほど、管理会計の導入が進んでいない傾向があるようです。

「数値化をして完璧に把握している」と回答した方の約半数が、管理会計を導入しているようです。
一方で「まったく把握していない」と回答した方の9割以上が管理会計を導入していないことも明らかとなりました。

管理会計の導入が、企業の経営状況を正確に把握し、理解を深める一つの手段になり得ることがうかがえます。
管理会計への満足度とは?6割が「感覚的に予算を管理し経営判断をしてしまっている」!?



月間の売上や粗利に関して「把握している」と回答した方に、「現状の管理会計に満足していますか?」と質問したところ、『とても満足している(20.0%)』『やや満足している(66.9%)』『あまり満足していない(12.3%)』『まったく満足していない(0.8%)』という回答結果になりました。

約7割の方が、現状の管理会計にある程度の満足感を持っていると回答したものの、「とても満足している」と回答した方は2割に留まりました。

では、どのような部分に課題を感じているのでしょうか。

月間の売上や粗利に関して「把握している」と回答した方に、「現在の管理会計で抱えている課題を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『ヒューマンエラーの発生(29.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『リアルタイムでの情報把握が困難(23.6%)』『分析がしにくい(23.3%)』という結果になりました。

約3割の方がヒューマンエラーの発生を課題だと感じているようです。他にも、リアルタイムでの把握や分析がしにくい点が課題として挙げられました。

これまでに、売上や粗利に関することが明らかとなりました。
では、予算管理に関してはどのように判断しているのでしょうか。



「感覚的に予算を管理し経営判断をしてしまっていると感じることはありますか?」と質問したところ、『はい(59.2%)』『いいえ(40.8%)』という回答結果になりました。

約6割の方が感覚的な経営判断をしてしまっていることが明らかとなりました。
日々の多忙な業務の中で迅速な意思決定を迫られる状況がうかがえます。

管理会計を明確に把握する重要性とツールへのニーズ



「適切な管理会計をすることにどのような利点があると思いますか?(複数回答可)」と質問したところ、『経営判断の迅速化(53.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『コスト削減の促進(42.1%)』『業績評価の精度向上(28.1%)』と続きました。

半数以上の方が、適切な会計管理をすることで「経営判断の迅速化」を期待できると感じているようです。また、「コスト削減の促進」や「業績評価の精度向上」においても効果的と考えられているようです。

「満足できる管理会計をするために、「売上管理の状況が一目でわかるツール」があれば利用したいと思いますか?」と質問したところ、『とても利用したい(11.4%)』『利用したい(45.7%)』『あまり利用したくない(29.0%)』『利用したくない(13.9%)』と続きました。

「とても利用したい」と「利用したい」を合わせると、約6割の方は売上管理が一目でわかるツールに魅力を感じているようです。
【まとめ】適切な管理会計の導入が経営判断の迅速化を後押し!
今回の調査結果から、売上や粗利について数値化できている方と、そうでない方の違いが明らかとなりました。

「売上や粗利を数値化して完璧に把握している」と回答した方の約半数が「管理会計」を導入している一方で、「まったく把握していない」と回答した方の導入率は1割にも満たない結果となりました。
このことから、管理会計の導入が、より詳細な情報を把握するための手段として有効に機能している様子がうかがえます。

会社での売上や粗利の管理方法をうかがうと、会計事務所へ依頼している方が最も多く、他にもエクセルやクラウド型ツールが上位に挙げられました。多くの情報を確認しながら業務に対応するために、適切なツールを活用する習慣があるようです。

また、管理会計の導入の有無によって月間の売上や粗利の把握状況が異なることも明らかとなり、適切な管理体制を整えることが、数値の把握につながることも示されました。

さらに、月間の売上や粗利に関して「把握している」と回答した方に、現在の管理会計で抱えている課題について質問したところ、約3割の方が「ヒューマンエラーの発生」と回答し、その他にもリアルタイムでの把握や、分析がしにくい点などが挙げられました。
これらの課題が迅速な経営判断を困難にしている状況がうかがえます。

約6割の方が感覚的に予算を管理し経営判断をしてしまっていると回答し、データに基づいた正確な予算管理が十分に行われていない現状が明らかとなりました。

適切な管理会計を導入することの利点として、「経営判断の迅速化」や「コスト削減の促進」、「業績評価の精度向上」に期待しているようです。
さらに、約6割の方が売上管理の状況を一目で把握できるツールに魅力を感じており、こうしたツールが企業の経営効率を高める重要なサポートとなり得ることが示されました。

業務管理システム BizLib(ビズリブ)



今回、経営者が抱える管理会計の課題に関する調査を実施した株式会社SMBは、業務管理システム『BizLib(ビズリブ)』http://www.bizlib.net/index.html)を運営しています。

■『BizLib(ビズリブ)』とは
企業の成長には、「ヒト」「モノ」「カネ」が不可欠であり、加えて情報化社会の進展に伴い、
「コト(情報)」や「トキ(時間)」も重要視されるようになりました。
BizLibでは、特に「ヒト」「コト」「トキ」に着目し、企業のビジネス成長をサポートします。






”利益が出ているはず”から脱却し、経営の見える化を
試算表を通じて常に粗利を把握し、会社の経営状況を見える化します。

営業、生産、販売、従業員管理などをExcelで行っていきませんか?
私たちも初めは同じでしたが、システム化により効率化が進む一方で、慣れない作業が従業員の負担になる場合もあることを学びました。従業員に負担をかけず、便利で役に立つシステムを目指し開発されたのがBizLibです。
記録が簡単で、従業員の役に立つ、さらには人材を育成するシステムを目指しています。

■オススメの機能
【商談管理】
営業活動の進捗状況をパイプライン管理し、月次の売上見込みを予測しやすくします。

【案件管理】
受注した案件を一覧表示し、月内の案件状況が明確になります。
案件や工程ごとに細分化された進捗管理により、効率的な業務運営が可能です。
また、行動記録を残すことで、労働時間や人件費など案件ごとの粗利を把握することができます。

【売上管理/帳票管理】
請求書、納品書、見積書、仕入伝票の作成や回収・支払管理が可能です。
◇売上請求・仕入発注一覧
・売上一覧:期間中の総売上、見込額、未回収、回収済みの金額が一目で確認可能です。
・仕入一覧:期間中の総支払金額、支払予定額、未払い、購入額、支払済みの金額を一覧表示します。
・検索条件の設定で、期間や顧客、支払方法(現金、振込、手形など)ごとの表示が可能です。
◇明細
・請求明細に原価を入力すると粗利を確認できます。仕入明細に定価を入力し、掛け率の確認も簡単です。定価は商品マスタから自動入力されます。
◇入金・支払い確認
・入金は未入金一覧、支払は未払い一覧でタイプ別に表示され、確認が容易です。
請求書や仕入伝票作成者、承認者の記録も残ります。印刷やメール送付も可能です。
◇売上集計
・請求日や入金日ごとに売上を簡単に集計し、状況を把握できます。


情報の見える化により経営力を向上させ、日々の売上推移やコスト管理を通じて粗利を把握できます。生産の進捗遅れなどの問題を迅速に発見し、早期の対策が可能になることで経営力の強化につなげます。

■BizLib(R)(ビズリブ):http://www.bizlib.net/index.html
■お問い合わせURL:http://www.bizlib.net/contact/contact.html
■株式会社SMB:https://www.smb-inc.co.jp/
■お問い合わせURL:https://www.smb-inc.co.jp/contact/
■お問い合わせTEL:0562-57-3945(営業時間 平日10:00~17:00)
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ