世界最大の化粧品会社ロレアルグループ(本社:パリ)の日本法人である日本ロレアル株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ジャン=ピエール・シャリトン、以下「日本ロレアル」)が、エクスクルーシブ・スポンサーを務める特別展「パリ・ノートルダム大聖堂展 タブレットを手に巡る時空の旅」が、本日11月6日(水)から東京・お台場の日本科学未来館にて開催されます。


ロレアルグループは、ゴシック建築の代表作として名高いユネスコ世界遺産、パリのノートルダム大聖堂再建の支援を行って参りました。この一環として、フランスのスタートアップ企業 Histovery (以下ヒストベリー)社に依頼し、デジタル・オーグメンテッド・リアリティ(=拡張現実)体験を通じ、歴史的建造物ならびにその修復過程をデジタルとリアル、双方の展示物から学べる体験型コンテンツを制作しました。


ノートルダム大聖堂は、今から850年前にパリのシテ島に建築され、NOTRE-DAME(= Our Lady =聖母マリア)に捧げられたパリのシンボルとして、パリ市民のみならず世界中の人々から愛されてきましたが、2019年4月15日に発生した火災により、大きな被害を受けてしまいました。その復興に向けて各界の専門家が集結し、ドローンやCG分析などの最新IT技術と、熟練工の磨き抜かれた建築・美術品修復の技によって、5年の歳月をかけた修復作業が今も続けられ、12月8日の一般公開再開が間近に迫っています。


特別展「パリ・ノートルダム大聖堂展 タブレットを手に巡る時空の旅」では、世界遺産の豊かな歴史と、最新技術によって大聖堂が再び光を取り戻していく様子を体験型コンテンツを通じて学ぶことができます。本企画は、文化財保護の大切さを身近に感じていただくことを目的に、ノートルダム大聖堂の保存と修復を担当するフランス政府の公共機関“L'Etablissement public charge de la conservation et de la restauration de la cathedrale Notre-Dame de Paris ”とロレアルグループの共同プロジェクトとして実現しました。
これまで、2021年のドバイ国際博覧会、2022年パリ、上海、ワシントンDC、2023年メキシコ、ベルリン、2024年ロンドンを初めとする、世界11カ国、15都市において75万人を超える来場者を動員した巡回展示に続いて、東京での開催がスタートしました。この間、かつてない規模で最新の技術を用いて修復工事が続けられてきたノートルダム大聖堂は本年12月8日、いよいよパリで一般公開される予定です。時を同じくして、日本とフランスの友好を支えて来た関係各社・各機関の協力のもと、巡回展が東京で開催されます。


日本ロレアル代表取締役社長 ジャン=ピエール・シャリトンは以下の通りコメントいたします:
「ロレアルグループは“世界をつき動かす美の創造”をパーパス(存在意義)としています。ノートルダム大聖堂の火災は悲劇でしたが、その復興に対する人々の情熱は世界をつき動かし、5年という短い期間で一般公開ができるレベルまで修復できたことは、世界中の人々に多くの感動を与えています。それを可能にした背景にはテクノロジーがありました。3Dプリンターや寺院全体のヴァーチャルモデル等、21世紀の最新技術を使って建設当時の建築技法を分析し、現代に甦らせ、さらに本展示会では拡張現実(AR)を用いてその困難な過程を魅力的に伝えています。これはまさにロレアルがビューティーテックを通して美を魅力的に伝えようとする姿勢に共通するところであり、日本科学未来館という未来を考えるミュージアムで開催することの意義でもあります。未来館をはじめご支援、ご協力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。この展示会を、多くの方に体験していただければ光栄です」


特別展「パリ・ノートルダム大聖堂展 タブレットを手に巡る時空の旅」は、本日11月6日から2025年2月24日まで開催されます。


■展示会場の様子



■東京展オリジナルコンテンツ
修復にあたり、当初の姿や構造を守りながら、ノートルダム大聖堂を未来に残し続けるために、当時の技術と現代期技術の融合が不可欠でした。日本科学未来館での展示では、尖塔の風に対する耐久性のテストや、測量等において現代の最新技術が駆使された過程に焦点を当てた、東京初公開のタイムポータル(時空の扉)が登場します。
また、来場者が触れることができる模型を展示したコーナーも追加。火災前後の大聖堂を比較した模型や聖母子像の彫刻のレプリカなどを、点字も交え紹介することで、視覚に障害のある方も楽しめる内容となっています。



■開催概要
名称:特別展「パリ・ノートルダム大聖堂展 タブレットを手に巡る時空の旅」
会期:2024年11月6日(水)~ 2025年2月24日(月・休)
休館日:火曜日(ただし、2/11は開館)、年末年始(12/28~1/1)
会場:日本科学未来館1階 企画展示ゾーンa
料金:
 大人[19歳以上] 1,800円(1,600円)
 18歳以下[中学生以上] 800円(600円)
 小学生 500円(400円)
 60歳以上 1,600円
 ※未就学児[6歳以下]無料
 ※()内は8名以上の団体料金。価格はすべて税込み。
主催:日本科学未来館 、パリ・ノートルダム大聖堂展 製作委員会
共催:日本経済新聞社
特別協賛:日本ロレアル
協賛:DNP大日本印刷、富士通
後援:文部科学省、外務省、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ、東京臨海高速鉄道、ゆりかもめ
協力:在日フランス商工会議所、日仏会館・フランス国立日本研究所、資生堂、東急電鉄、東京港埠頭、東北新社、豊田通商、日本航空、はとバス、堀場製作所、三修社、Etablissement public charge de la conservation et de la restauration de la cathedrale Notre-Dame de Paris
企画・制作:Histovery 、ブレイン

ロレアルグループについて
ロレアルは110年以上にわたり美容・化粧品業界のリーダーとして、世界の消費者の美への希求とニーズに応えることに専念してきました。当社のパーパス「世界をつき動かす美の創造」は、社会に対しても、環境に対しても、サステナブル、インクルーシブ、倫理的かつ寛大な形で美を通じて貢献してゆくという私たちの美への姿勢を包括的に表現するものです。37の国際ブランドを初めとする多様で幅広いブランドポートフォリオと、持続的発展と環境を守るための取り組みである「ロレアル・フォー・ザ・フューチャー」プログラムを通じ、美の無限の多様性を賛美し、世界のすべての人々に最高水準の品質、有効性、安全性、誠実さ、責任をお届けします。当社は、87,400名の従業員を擁し、地理的にもバランスの取れた拠点展開と、すべての流通網(eコマース、マスマーケット、百貨店、薬局、美容室、ブランドおよび旅行小売)における販路を有しています。2022年のグループ売上高は382億6千万ユーロにのぼります。世界11ヵ国に20の研究開発と研究開発拠点を置き、4,000人以上の科学者と5,500人以上の技術系の専門家を擁するロレアルは、美の未来を創造し、ビューティーテクノロジーを推進してゆくことを重要視しています。詳細については、以下をご参照ください。https://www.loreal.com/en/mediaroom

日本ロレアルについて
ロレアルは 1963 年から日本で事業を開始し、1996 年に日本法人である日本ロレアル株式会社が設立されました。 2023 年末現在 の社員数は2,300 人、取り扱いブランドは 20です。化粧品の輸入、製造、販売、マーケティングを行っています。日本はロレアルグループのなかでも重要な戦略的拠点のひとつであり、シュウ ウエムラとタカミの2つのブランド本部機能(商品企画やグローバル展開施策を策定)と、その他のブランドの営業・マーケティング等を担う新宿本社、全国に配置された支社に加え、川崎の研究開発拠点(日本ロレアル リサーチ&イノベーションセンター)、御殿場の製造工場(株式会社コスメロール)で構成されます。 https://www.loreal.com/ja-jp/japan/

企画制作:HISTOVERY(ヒストベリ―)について
パリを拠点に歴史的建造物や博物館、観光地などを最先端技術で紹介するソリューションの制作、運営を行っています。
「HistoPad」を使って科学や歴史を学ぶ「ARの旅」を提供し、文化遺産の価値をより深く知るためのソリューションをグローバルに展開しています。

運営事務局:株式会社ブレインについて
日本を拠点に世界各国とグローバルな企画・制作・運営業務を行っています。「日仏文化シンポジウム ―アートと文化が歩む新たな道―」の企画・運営、2024年10月に開催する「日仏文化交流を通じた伝統文化産業の磨き上げによる技術継承と新たな価値の創造事業」の企画・運営など多岐に渡ります。

日本科学未来館について
最新テクノロジーから日々の素朴な疑問、地球環境、宇宙の探求、生命の不思議まで、さまざまなスケールで現在進行形の科学技術を体験できる国立の科学館です。国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が東京お台場で運営しています。
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