村上春樹、美空ひばり、長嶋茂雄、篠山紀信、坂本龍一、瀬戸内寂聴、福山雅治……、モハメド・アリやミック・ジャガーまで! あのスターの意外な素顔も! 読みどころ満載の14編。


2024年11月26日発売『五木寛之傑作対談集 I』カバー。オビには故・篠山紀信さんが撮影した40代の五木さんの姿も

 株式会社平凡社(本社:東京都千代田区/代表取締役:下中順平)は、作家・五木寛之さんの1960年代から現在に至るまでの300を超える対談から、自ら選りすぐった「傑作」14編を収録した対談集『五木寛之傑作対談集 I』を11月26日(火)に発売します。本書は全3巻のシリーズの始まりを飾る第1巻となります。


昭和を代表する歌手、故・美空ひばりとの対談(1984年)

30代の村上春樹さんと小説論をぶつけ合う(1983年)


 美空ひばりと「才能」について深く語り、村上春樹と小説論をぶつけ合い、ミック・ジャガーとは愛読書の話題に花を咲かせる――。文芸、芸術、スポーツと、あらゆる分野で時代を彩った人々との対談には、本書でしか読むことのできないエピソードや、スターの意外な素顔も満載です。過ぎた時代の空気をもよみがえらせる「対談を読む楽しさ」を味わう一冊となっています。


若かりし頃の故・坂本龍一さんとの貴重な対談(1988年)

故・瀬戸内寂聴さんと愛について語る(1984年)


 昭和・平成・令和を通じて、作家として常に第一線で活躍してきた五木寛之さんだからこそ実現した、「時代の顔」との刺激的な対談の数々をぜひお楽しみください!

五木寛之さんにとって「対談」とは?
 私にとって「対談」は仕事ではない。いや、仕事ではあるが、そこには仕事をこえた大切なものがある。
 それは言葉で人と語るということだ。言葉だけではない。表情や、動作や、発声などのすべてが言葉以上のものを物語るのである。
 作家として自立して以来、私は対談の機会があれば一度もそれを拒むことがなかった。
 対談の場は、私にとって学校のようなものだった。おおげさに言えば、私は対談を通じて作家になった、という感じさえする。(本書「まえがき」より抜粋)


丁々発止のやり取りから、人生についての議論まで……収録対談一覧
モハメド・アリ「余は如何にしてボクサーとなりしか」
村上春樹「言の世界と葉の世界」
美空ひばり「よろこびの歌、かなしみの歌」
長嶋茂雄「直感とは単なる閃きではない」
ミック・ジャガー「ぼくはル・カレが好き」
キース・リチャーズ「男と女のあいだには」
唐十郎、赤塚不二夫「やぶにらみ知的生活」
篠山紀信「“大衆性”こそ写真の生命」
山田詠美「女の感覚、男の感覚」
坂本龍一「終わりの季節に」
瀬戸内寂聴「京都、そして愛と死」
福山雅治「クルマ・音楽・他力」
太地喜和子「男殺し役者地獄」
埴谷雄高「不合理ゆえに吾信ず」


五木寛之さん
著者 五木寛之(いつき・ひろゆき)1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門』「筑豊篇」ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。そのほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『百寺巡礼』、近刊に『新・地図のない旅』『人生のレシピ』『こころは今日も旅をする』などがある。2022年より日本藝術院会員。




書誌情報
【書名】五木寛之傑作対談集I
【著者名】五木寛之
【出版社】平凡社
【発売日】2024年11月26日
【造本】四六判・上製
【定価】1,980円(税込)
【ISBN】978-4-582-83971-5
https://www.heibonsha.co.jp/book/b649944.html
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